この記事では7thGARDENの泉光さんが描くgood!アフタヌーンで連載中の王道異世界漫画『図書館の大魔術師2巻』のネタバレ注意な見どころを紹介します。
司書が英雄的職業という珍しさとカッコいい言葉の数々。
次にくるマンガ大賞にノミネートされるなど話題沸騰中の本作ですが、図書館の大魔術師2巻では成長したシオが育ったアムンの村を出て、カフナになるための冒険が始まります。
図書館の大魔術師2巻のあらすじ
ネタバレ注意!図書館の大魔術師2巻の感想と見どころ
セドナの言葉には力があり、常に背中を丸めている弱気な少年を動かした。
主人公の名前が1巻の最後まで明かされなかったため、世界観に没頭し、ページをめくるうちに励まされたように感じた人もいるかもしれない。
差別を乗り越え、いや村を出たことによって奇異な視線は2巻でも続いていますが…。
主人公が育った村では、彼の存在はもう認められていて、環境を変えたのはシオの力に他なりません。
図書館の大魔術師2巻では、成長したシオが司書試験に挑む姿が描かれています。
村を出て憧れの地・アフツァックへ向かう道中。
トラブルに巻き込まれたり、カフナへの第一関門“悪夢の筆記試験”が主な内容となっています。
シオは容姿が違うことを馬鹿にされ続けてきましたが「自然の中で生き残るのに最も大切なこと、それは知らないものには近づかない」と、のらりくらりと言い返す余裕まで見せています。
弱虫な少年はもうどこにもいない。
それどころか、本気を出したときの目力や雰囲気はまさにセドナのよう。
トラブルのひとつひとつが考えさせられて…。
どちらが悪いと単純に決めきらないのもこの作品の魅力です。
カッコつけたがりでドジな女の子・ミホナや「打開の一手は必ず近くにある駄々をこねる前に周りをよく観察するんだね」とすました態度の少年・アルフとの出会いが描かれていました。
図書館の大魔術師2巻の後半からはついにカフナ試験編に物語が突入。
三日間の有余があるにもかかわらず。
その問題量が三日間集中し続けなければ終わらないという悪夢の筆記試験が描かれます。
睡眠をとるタイミングこそが戦略のカギ。
終わらない試験の重圧で悪夢にうなされることからそう呼ばれているらしい。
シオの成長はもちろん。
色んな民族について描かれていたり「笑われもしねえ挑戦なんてのは俺にいわせりゃロマンが足りねえ」と胸が熱くなる言葉もさらに増える図書館の大魔術師2巻もかなり面白かった。