2019年4月からアニメ化される漫画

ブルーピリオド2巻感想|みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞2018ネクストブレイク部門で大賞に輝く

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ひとりのDQNが一枚の油絵に出会うことで漠然としていた将来図を大きく動かしていく、月刊アフタヌーンで連載中の作品『ブルーピリオド2巻』が2018年3月23日に発売された。

みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞2018ネクストブレイク部門大賞に輝いた本作は、次にくるマンガ大賞2018でも第15位にランクインするなど今年を代表する漫画になりそうだ。

その2巻では美大を受験するための壁、母親の説得と技術を磨くための予備校が描かれている。

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ブルーピリオド2巻のあらすじ



成績優秀、世渡り上手なリア高校男子が絵を描く喜びに目覚め、美大を目指す!

膨大な夏休みの課題を終えた八虎は、ついに「美大専門の予備校」に足を踏み入れるが、そこで初めて天才と出会う。

自分の身の丈を思い知らされた八虎の決意とは。話題沸騰のアート系上昇志向漫画、2巻登場!

漫画情報まとめ
  • 漫画誌:月刊アフタヌーン
  • 出版社:講談社
  • 作者 :山口つばさ
  • ジャンル:文化系・美術・受験

ブルーピリオド2巻の見どころ・感想

ブルーピリオド2巻ネタバレ画像

始まりのモノローグがよい

「時々さ、絵を描いてなかった自分を想像するんだけど、その自分が今の俺に会ったら、まあまず理解できないんだろうね。理解できないからこそスゴイと思うし、怠慢だと思うし、変わり者だと思う。たぶん少しだけ羨ましいと思いながら」

ブルーピリオド2巻の始まりは八虎のモノローグから。独特な絵柄だけでなく、セリフやモノローグが本当にいい。

言葉が刺さるのは自分ができていない証拠でもあるのだが、本作は伝染性青春漫画。

行動の後押しをしてくれる。

母親の説得は後回しにできない

藝大受験を決めてから、いちばん大事なことを後回しにしてきた矢口八虎。母親の説得なくして美大への受験は出来ない。担任には「今度は言い訳できねーからな」とくぎを刺されてしまう。

「なんでそこまで藝大に行きたいの?」

就職率や教員免許などのメリット、当たり障りのない言葉を並べてみたものの、それは本質ではない。どうしてという単純な質問にぶつかってしまうのだ。

森先輩に後押しされる

そんなときに八虎は森先輩に遭遇する。

八虎を美術の世界に惹き込んだ人であり、卒業を控えている森先輩は八虎の絵が欲しいとお願いするのだ。

美術室で向かい合い、お互いに絵を描く。

「矢口君には少し期待してるんだ」と森先輩が描いたのは知恵と勝利と戦いの女神ニケ。「自分の描いた絵を持つ人が良いほうへ行ってくれるよう祈りを込めて描いてるんだ」と八虎は再び森先輩に動かされるのだ。

八虎は母親に絵で伝える。

行きたい理由があるんじゃなくて、行きたいから理由を探していた。「この人本当に家族のことしか考えていないんだって……」と母親と向き合う八虎の言葉には泣きそうになった。

とてもいいシーンだった。

絵の予備校は個性的

親の許しを得た八虎は絵の予備校に通うことになる。

他人よりも圧倒的に知識が足りていない八虎は講師の大葉から多くのことを学ぶのだ。

「僕、人の作品みんの趣味やねん」と個性的な橋田や「お前本質を何もわかってない」と世田介君に言われたりと八虎は周りとのレベルの違いに苦しむことになる。

『ブルーピリオド2巻』はどこを切り取っても見どころで、とても濃密だった。



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月刊アフタヌーン おすすめ漫画

ブルーピリオドと同じ漫画誌『月刊アフタヌーン』からおすすめする漫画・私が気になっている漫画を載せておきます。

本屋で探す場合、これらの作品が近くにあると思うのでご参考までにどうぞ。

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