漫画ってスピード感とか、派手な設定で評価されがちなんですけど、穏やかでゆったりとした雰囲気が魅力になることもあるんですよね。
さて、今回紹介する猫のお寺の知恩さんは、高校への進学を機に、お寺に住む遠い親戚のお姉さんと、たくさんの猫に囲まれて同居生活することになる恋愛漫画。
まさに穏やかな雰囲気が魅力の漫画で、感情が表に出ているわけではなく、表情や仕草からなんとなくわかるみたいな現実に近い描写だから、最後までどうなるか分からない魅力がありました。
猫のお寺の知恩さんのあらすじ
猫のお寺の知恩さんを読んだ感想と内容紹介
作者・オジロマコトが描いた漫画
魅力①.親戚のお姉さんとの同居生活
今日のこれ読んで寝ろ漫画紹介は猫のお寺の知恩さん!
親戚のお姉さんとの同居生活なんてドキドキワクワクのハプニング満載……ってそういう漫画じゃありませんから、変な期待はやめてくださいよ!!
Twitterで定期的にバズっている「どんなに良い人間でも、きちんとがんばっていれば誰かの物語では悪役になる」って名言の漫画です。
県外の高校への進学を機に、遠い親戚が暮らすお寺に下宿することになった主人公の須田源は、小学校にあがる前に親の事情でそのお寺に預けられていたことがあるらしい。
どこを見渡しても山という田舎。
そんな彼を迎えに来たのは、古寺澤知恩という親戚のお姉さん。
源は思春期の若者らしく“年上のお姉さん”にドキドキしているわけですが、いっぽうで知恩さんの対応はとてもクールで、昔のことを少しづつ思い出している源は『知恩ねーちゃんってあんなだったっけ』と疑問に思います。
そんな知恩さんは夕食のときに「うちの両親はお寺を継がず海外赴任してる。住職の祖父が亡くなってからはおばあちゃんと二人暮らしよ」と家庭事情について説明しています。
そして「もともとお寺だけじゃ食べていけないし、このままいけばうちはいずれなくなるわね」と厳しい現実も明かされています。
最初は結構重い漫画なんか?って思うんですけど…。
知恩さんのクールな対応には、源が自分のことを忘れている意趣返しという意味合いがあって、本当の姿は“いたずら好きなお姉さん”なんですよね。
魅力②.言葉ではなく表情や仕草で伝える描写が素晴らしい
猫のお寺の知恩さんというか、オジロマコト先生が描く漫画は言葉ではなくて表情や仕草で、キャラクターの感情を表現するコマが多いのが特徴で、どう思っているのかを考えさせられます。
お寺が背景にあるということもあってか、ラブコメでもなければ恋愛漫画という感じも最後までしなくて、ゆったりとした時間の流れのなか、源も知恩さんの人生の選択をしていきます。
私のように三角関係や波乱万丈な展開が苦手民にとっては最高な漫画だと思いますよ。
面白いよって尺度で人におすすめする漫画ではないんですけど、好きな漫画教えてって聞かれたらベスト10には絶対入っている、私にとっては思い入れのある漫画です。
恋愛漫画が好きなあなたにはもちろん、10巻以内で完結する漫画を探している人に超おすすめなので、興味がある人はぜひ読んでみてください。
【完結】猫のお寺の知恩さん9巻の発売日
- Q猫のお寺の知恩さん9巻の発売日はいつですか?
- A
2018年12月27日に発売されました。
猫のお寺の知恩さんを試し読みする方法
猫のお寺の知恩さんは小学館が運営しているビッコミで第3話まで無料で読めますよ!
最後にこれを読んだことがあるなら相性がいいよ!って漫画を紹介したいと思います。