例えばプロの料理人や歌手が絶賛したら「凄く良いものだ」と感じてしまうし、それが微妙だったときは、自分がおかしいのかもしれないと受け取る人のほうが多いと思う。
今回紹介する雨と君とは、自分のことを犬だと主張する“たぬき”と、素直に信じるお姉さんたちと、可愛さにどうでもよくなる人たちの、ほのぼのとした空気を描いた漫画です。
雨と君とのあらすじ
ネタバレ注意!雨と君とのストーリーや魅力
作者・二階堂幸さんの漫画
大人の女性キャラ&ほのぼの系好きにイチオシの漫画
感想記事は書いてないんですけど、実は二階堂幸さんの短編漫画『ありがとうって言って』も購入して読んでいました。
大人っぽい女性が好みな人にとっては、二階堂幸さんの絵柄はもう最高に美しいんですよね。
教師×生徒とか。
友達のお母さん×秘密の想いとか。
儚い恋模様ですらキラキラと輝いている凄く良い短編集です。
なにより、雨と君とに登場するたぬきが出てくるエピソードが含まれていますので、興味があればぜひそちらも読んでみてください(同じたぬきかどうかは分からん)。
ショートカットのお姉さんと動物の可愛さに癒される漫画
雨と君とは、捨て犬アピールしてくるたぬき?を拾ったお姉さんの日常を描く漫画です。
段ボールのなかにちょこんと座っているんだけど、フリップ芸みたいに『拾ってください』『飼いやすい!』と器用にアピールして、お姉さんに拾われることに成功。
どこからどう見てもタヌキ…。
なのにお姉さんは犬だと思っている。
タヌキは人間を化かすというが…。
お姉さんには本当に犬に見えているのかもしれない。
それともただの天然なのか。
どちらにしても可愛すぎるんですよね。
周囲の人達も気づいていても「可愛いからまぁいいか……」みたいな独特な空気間があります。
近所の子供、クラウゼ・エラ・希依ちゃんは行儀良くて可愛いし、お姉さんの父親はコワモテなのにリアクションが超いいし……。
動物のモフモフ感と、ショートカットで泣き黒子のお姉さんが一緒に描かれている漫画とか、最高かよってくらい俺得な漫画でした。
ページ数少なめ&A5版だから価格高め。
セリフも少ないからテンポがいい。
なによりも絵がとても綺麗でした。
家族全員で回し読みできる、世代を問わずに読める作品だと思います。
日常系漫画が好きな人にオススメなので興味があるのならぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
【最新刊】雨と君と6巻の発売日
- Q雨と君と6巻の発売日はいつですか?
- A
2023年12月6日発売です。
雨と君とを無料で試し読みする方法
講談社から刊行されている漫画誌・週刊ヤングマガジンで連載中なので、公式サイトから無料で試し読みできます。