この記事では累計330万部を突破し、各マンガ賞で話題のミステリー漫画『ミステリと言う勿れ7巻』のネタバレ注意な見どころを紹介します。
前回は犬堂我路が亡き姉の痕跡を辿る展開となりました。
そして今回のミステリと言う勿れ7巻では、久能整が幼少の頃にお世話になったという心療内科に勤めていたカウンセラーの先生についての事件が描かれています。
ミステリと言う勿れ7巻のあらすじ
ネタバレ注意!ミステリと言う勿れ7巻の見どころ&感想
ミステリと言う勿れは得体の知れない登場人物が魅力的に描かれていて、久能整の素性もまた例外ではない。
7巻は整がお墓参りをしている場面から物語が始まり、そこで天達先生という整の知り合いの男性と出会う。
お墓の下に眠っている喜和という女性は、天達の妻であり、かつて心療内科に勤めていたカウンセラーの先生だったらしい。
整は喜和の命日に再会した天達に“謎解きミステリー会”の片づけや給仕など、細々とした雑用のバイトに誘われて、山荘に向かうことになる。
そこでは同じく天達にバイトを頼まれた相良レンという、いかにも陽キャな青年がいるんだけど、彼が何気なく整に質問した「透明人間になれたら何したい人?」というセリフが事件の重要なキーワードになってくる。
謎解きという名目の作られた事件の裏に隠された嘘つきの思惑。
この巻でもハッとさせてくれるような言葉が多くあって「どうして自動車だけ事故が仕方ないと思われているんでしょう?」という整の疑問。
天達の「自分にも苦手なものがあると認知してる教師は生徒にもそれがあると理解できる」という言葉など。
散りばめられた事件に関する伏線の数々と並行して、小話が用意されてるって、相変わらず田村由美先生の着眼点って凄いなと感じさせられた。
そして心療内科のカウンセラーにお世話になる必要があった久能整の過去の一端が描かれているんだけど、これまたかなり闇が深そうで……。
久能整は次にどんな事件に関わることになるのか。
8巻の展開を楽しみに待ちたいと思う。