絵が綺麗とか、キャラクターがカッコイイとか。
漫画に対する誉め言葉って色々あると思うんだけど、オシャレ!ってなる漫画ってあんまり無い。
今回紹介するBURN THE WITCHは、ドラゴンの保護と管理を請け負っている裏社会の住人“魔女”を描いていて、口ずさみたくなるような詠唱のカッコよさや、ネーミングセンスがずば抜けている漫画だ。
厨二心をくすぐる描写って共感性羞恥がヤバいんだけど、本作の場合はそんなのを感じさせないカッコよさがあって、最高だった。
BURN THE WITCHのあらすじ
【ネタバレ注意】BURN THE WITCHを読んだ感想と内容紹介
作者・久保帯人が描いた漫画
BURN THE WITCHの作者・久保帯人さんは、全74巻の超大作漫画『BLEACH』を描いていました。
ドラゴンという異形の存在を管理する魔女たちの物語
ドラゴンは架空でなければ、生物でもない異形の存在。
一般人に認識できないだけで、暴走したドラゴンが原因で多数の死者が出ているという。
物語の舞台はイギリス・ロンドン。
その裏側『リバース・ロンドン』の住人は、そんなドラゴンを管理し、保護する仕事をしている。
本作は『制服が好きだ。私が何者であるかを誰にも証明しないで済むからだ』という、まるで小説のような導入から始まり、すでに雰囲気がカッコいい。
黒髪ロングがよく似合っている新橋のえると、血気盛んなニニー・スパンコールという二人の魔女。
とある出来事をきっかけに、非日常に足を踏み入れたバルゴという青年が物語を動かしていく。
ボケとツッコミ、そして変人。
軽快なテンポで描かれる、言葉の応酬がとても懐かしい。
ドラゴンに触れていいのは魔女と魔法使いと呼ばれる者たちのみで、その理由はドラゴンが人と接触してしまうと、人間の負の感情を吸収し、ダークドラゴンになるからだという。
そうなってしまったら、駆除するしかない。
そして接触した人間には金庫100年or死刑と厳罰が下る。
バルゴはその厳罰の該当者になり、彼の存在が『WB』と呼ばれる組織内で問題となってしまう。
厨二心をくすぐるネーミングセンスが抜群にカッコいい
ブリーチの何が凄かったかなんて言うまでもないが、護廷十三隊とか卍解とかクインシーとかアランカルとか、用語のネーミングセンスがずば抜けていることだと思う。
当時小学生だった自分は、大紅蓮氷輪丸と龍紋鬼灯丸という卍解が好きだった。
多くの少年を厨二病に目覚めさせた漫画の一つだ。
そのワクワク感を思い出させるようなマジック#とか解放番号とかの技。
魔陣隊や戦術隊などの機関名。
そして『童話竜』と呼ばれるドラゴンなど。
物語の奥行がもの凄いことになっている。
凛とした表情を見せたと思ったら、気の抜けるような小ボケを挟んだりと、戦闘描写が楽しすぎる。
バトル漫画やファンタジー漫画が好きな人はもちろんのこと、クールビューティーな女性キャラが好きな人に超オススメなので、興味がある人はぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
BURN THE WITCH(最新刊)2巻の発売日
単行本の巻末にSeason2の予告がされているので、いずれ発売されると思います。
BURN THE WITCHを無料で試し読みする方法
BURN THE WITCHは集英社が刊行している漫画誌・週刊少年ジャンプで短期集中連載されていたので、公式サイトより無料で第1話を試し読みできます。