メイドカフェとかメンエスとか興味はあるんだけど、なかなか足を運ぶ勇気が出ないんですよね。
美容室ですら緊張するから同じ店に通い続ける人間なので、初めましての女性と1対1で会話するとか想像するだけで、けっこう無理です。
さて、今回紹介する冥冥冥色聖域は、心身を疲弊したお客さんを癒すリフレ店で働く、新人メイドのヒロインとご主人様の人間ドラマが描かれるお仕事漫画です。
他人の心身に触れる職業柄、めっちゃ面白いってタイプの漫画ではなく、会話や言葉をじっくり読む重い雰囲気の漫画なので、元気があるときに読むのをおすすめします。
冥冥冥色聖域のあらすじ
街の喧騒の中にひっそりと佇むメイドリフレ「彗星蟲」。
ここはご主人様もお嬢様もいつでも帰れる場所。
疲れた心に寄り添ってくれるメイドがいる場所。
新人メイドのペロは、初めての指名客をお迎えしようとしていた。
だがご主人様は、心に深い傷を抱えているようで――。
深夜営業のメイドリフレでほのかに光る、切なくてあたたかい人間模様。
【ネタバレ注意】冥冥冥色聖域を読んだ感想
元気が無い人やタイミングで読むのは避けるべき漫画
表紙買いしたぜ！うおおおおお！！！
ってなわけで、冥冥冥色聖域というセンスのあるタイトルや表紙に惹かれて購読しました。
今回も例にもれず、あらすじすら読まず、何の前情報も無しで買ったので、ファンタジー漫画だと思っていたら現代に生きるお仕事漫画だったので驚きましたよ。
帯にでかでかと書いてある「ご主人様はあたしが守ります」という一言だけ記憶に残っていたので、てっきりそっち系の漫画だと勘違いしていました。
メイドリフレで働く職業系漫画。
聞き馴染みの無い言葉ですが、要するにメイドコスで健全なマッサージをするお仕事のようです。
第一印象はけっこう重い雰囲気でした。
でもまぁ、これは職業柄避けては通れないことでしょう。
マッサージに通う人って基本疲れていますし、こういうお店で起こるトラブルがヤバそうなのは、読む前から想像できますよね。
風邪と似たようなもので、ストレスはうつります。
個人的に、他人の悩みを聞くことは解決に導くのではなく、ストレスの一部を肩代わりする事だと思っているので、こういう漫画を読んだ後はけっこう疲れます。
メイドリフレ・彗星蟲で働く新人メイドのペロは、指名客を得るために頑張るわけですけども、そのご主人様がけっこう心に深い傷を抱えているんですよ。
ですから、元気が無いときに読むと、自分の心も引っ張られる可能性があるので、注意が必要です。
言葉を重んじる姿勢に魅力を感じるお仕事漫画
先述したようにネガティブな要素を丁寧に描く作品なので、面白い漫画を探している人には間違いなく合わないと思うので、他の漫画を読んだほうがいいでしょう。
逆に、人間ドラマが好きな人には冥冥冥色聖域はめちゃくちゃおすすめできる漫画です。
新人メイドのペロの頑張り屋さんな性格や容姿に惹かれることはもちろん、会話を引き出そうとしながらも相手のトラウマに触れないよう慎重に言葉を選ぶ様子がすごくいい。
まぁ、ペロはちょっとやらかしてしまうんですけどね。
誰がどんなところに傷を抱えているかわからない。
それを理解しているってだけで、ペロがどんだけいい子なのか伝わります。
1巻の時点でけっこうヘビーですからね。
これからどう描かれていくのか楽しみな半面、ちょっと読むのが怖い気持ちもあります。
メイドさんがヒロインの漫画を求めている方はもちろん、人間ドラマやお仕事漫画が好きなあなたにおすすめなので、興味があるならぜひ読んでみてください！
【最新刊】冥冥冥色聖域3巻の発売日
- Q冥冥冥色聖域3巻の発売日はいつですか？
- A
2024年10月22日発売予定です。
【無料】冥冥冥色聖域を試し読みする方法
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