柔道やボクシングなどの格闘技では、体重差によるハンディキャップを無くすために体重別階級が設定されていますけども、デカくて重いはそれだけで脅威な存在です。
異世界漫画における獣人は、高確率で不遇な扱いを受けていることが多いんですけど、どう考えてもそんなに弱いわけ無くて、納得感にかける要因のひとつになっているんですよね。
さて、今回紹介するサーヴァントビーストは、最凶と恐れられる魔女に膨大な金額で買われた獣人の青年が、使い魔として働くことになる主従関係が魅力のファンタジー漫画。
獣人の大型犬を思わせる質感は最高だし、魔女のお姉さんは褐色肌でお姉様感が最高だし、幸せそうな主従関係の裏にはちゃんと火種がくすぶっているし、続きが気になるファンタジー漫画でした。
サーヴァントビーストのあらすじ
【ネタバレ注意】サーヴァントビーストを読んだ感想
作者・森野鈴鹿が描いた漫画
動物味が強めの獣人が描かれるファンタジー漫画
今日のこれ読んで寝ろ漫画紹介はサーヴァントビースト!
可愛さ優先のオマケ程度のケモミミとしっぽをつけて獣人を名乗っている、そこら辺の安っぽい異世界ファンタジーとは格が違いますよ、ええ。
と、高火力の発言がでてしまいましたけど……。
女性キャラは可愛いからそれでいいとして、男性キャラの獣人にもっとワイルドであってほしいのは本音です。
いや、自分はワンピースのエニエス・ロビー編のCP9との戦いがめっちゃ好きで、そのときの麒麟姿のカクとか、狼姿のジャブラとか、豹姿のロブ・ルッチとか、あれがたまらないんですわ。
もちろんチョッパーも好きですし、獣人キャラはコスプレをした人間感よりも動物味が強くあって欲しい派なんで、サーヴァントビーストの表紙をみたときはキタコレって、大歓喜しましたよ。
都会に仕事を探しに来た獣人のハルは、騙されたことに気づいたときにはオークションに売られていて、それを3億という膨大な金額で買い取ったのは、最凶と恐れられている骨の魔女。
彼女は使い魔という、世間ではいわゆる奴隷扱いの雇用形態で、自分の従者として働くことをハルに提案します。
実際は3憶を支払うか、使い魔になるかの2択なので、ほぼ強制。
主従関係が結ばれてから、少しずつ仕事を覚えていくハルの様子や魔女の不器用な優しさが描かれていきます。
穏やかな雰囲気の裏でくすぶる火種が物語に厚みを加えている
そう聞くと、穏やかなスローライフ系の漫画かな?って思われるかもしれませんけど、違うんですよ。
魔女様が3億という金額を出してまで、ハルを欲しがった理由がちゃんと用意されています。
魔族と人間の戦いに終止符が打たれた歴史。
15年前に現れた災厄の魔女によって恐怖は蘇ってしまった。
その災厄の魔女は討伐されたらしいけど……。
魔女様はその事件で消えてしまった妹を探していて、その鍵を握っているのがハルらしいんですよ。
無償の愛は理想で、下心があるのが現実。
頭ではわかっていても、それを目の当たりにしたときにどう思うのか、どういう言動をとるのか。
ハルも魔女様も、どちらも腹を割って話す瞬間が待ち遠しい!
サーヴァントビーストは読んでいてハラハラドキドキさせられる漫画でしたよ。
獣人が好きなあなたにはもちろん、主従関係が魅力の漫画を探しているあなたに超おすすめなので、興味があるならぜひ読んでみてください!
【最新刊】サーヴァントビースト2巻の発売日
- Qサーヴァントビースト2巻の発売日はいつですか?
- A
2024年9月13日発売です。
【無料】サーヴァントビーストを試し読みする方法
サーヴァントビーストはKADOKAWAが運営しているカドコミで第1話まで無料で読めますよ!
最後にこれを読んだことがあるなら相性がいいよ!って漫画をいくつか紹介したいと思います。