この記事ではマンガ大賞2025で第4位にランクインしている大人気ファンタジー漫画『図書館の大魔術師8巻のネタバレ注意な感想』を書いています。
7巻では嘘の情報で構成された黒の書について。
セドナからシオに託された本を狙う何者かが描かれました。
その続きとなる図書館の大魔術師8巻では、使役の環という呪具を身に着けた巨大精霊が現れたアフツァックで、混乱を収めようと奮闘する司書たちの姿が描かれていきます。
図書館の大魔術師8巻のあらすじ
アフツァックに突如現れた巨大な精霊。
しかもこの精霊には強制的に人の支配下に置くことができる、現代では存在すら許されていない呪具「使役の輪」が装着されていたのです。
巨大精霊に無闇に危害を加えれば宗教問題に発展する可能性もあり、中央図書館はどう対処するか、決めあぐねていました。
しかしその間、未知の巨大精霊を前に街は大混乱に…。
図書館の大魔術師8巻は何話から何話まで?
図書館の大魔術師8巻は第35話『国が滅ぶたった二つの方法』から第39話『百年の孤独』が収録されています。
【ネタバレ注意】図書館の大魔術師8巻を読んだ感想は?
敵組織の目的は過去に栄えたカドー帝国領土の復活
好きな性癖発表ドラゴン!
主人公が気が合いそうと思った好青年が、実は敵だった!
図書館の大魔術師8巻はだいたいそんな感じの内容です。
これまでに登場していた、仮面で顔を隠している秘密結社風敵組織の中心人物は、どうやら1000年ほど前に栄えたカドー帝国なる領土の復活を企てているらしい。
このカドー帝国は大陸史最凶の魔術書である大三幻の力を使用して、大陸の西側のほとんどを支配したらしいんだけど、悪役が憧れるアレだったかと問われるとどうやら違うっぽいんです。
代替わりに失敗して、最終的にはラコタ族の反乱によって滅んだ。
でも最初は他民族の権利や文化を尊重しているまともな国だったらしくて、敵組織はカドー帝国の原点を復活させようとしているっぽいんですよ。
エイシズム的思考を持つカドー族の言葉に考えさせられる
この敵キャラの何が凄いって、善悪どちらも極端な思考を持っていることで、第一印象は超理知的。
カドー帝国が滅んだ理由を過度な徴税と信仰の強制だと語ったり、自分が不遇な扱いを受けても俯瞰して意見を述べたり、人助けに注力したり……。
めっちゃいいやつなのに敵側なんだって思わせてからの…。
「老耄は国の負債だからなッ!死んだ方がいい――!」
俺がつくる国に頑張れない弱者はいらないって思想。
特大級の爆弾をぶつけてくるのはゾクゾクしました。
頑張るヤツが報われる世界をつくりたい。
だから若者の時間と金を消費する老人は嫌い。
感情を抜きにして極論に振り切ってます。
言わんとすることは理解できます。
だからこそ、シオがどういう言葉を紡ぐのか楽しみなんですよね。
ウイラとカドー帝国と大三幻の関係性
情報量がとんでもなく多い図書館の大魔術師8巻では、ウイラの本当の姿も描かれました。
巨大な精霊にカドー帝国の負の遺物である使役の環がついているのを見てブチギレたウイラは、白竜を擬人化したような姿を見せています。
それにしても、大三幻というワードセンス!
カドー帝国への恨みを含めて、ウイラが色々と知っていそう。
これまた楽しみな情報が明かされましたね。
アクションシーンもこれから増えていきそうで、今後の展開にますます期待です!
図書館の大魔術師9巻の発売日はいつ?
- Q図書館の大魔術師9巻の発売日はいつですか?
- A
2025年6月6日に発売されました。






