この記事ではマンガ大賞2025で第4位にランクインしている大人気ファンタジー漫画『図書館の大魔術師7巻のネタバレ注意な感想』を書いています。
6巻ではシオに正しい努力の方法を教えるイシュトア先生の一喝。
そして、差別思想に染まったメディナを説き伏せるシオの熱い言葉が描かれました。
その続きとなる図書館の大魔術師7巻は、若者中心にブームとなっているマリガドという小説の内容をめぐって、出版停止するべきか否かの議論が描かれていきます。
図書館の大魔術師7巻のあらすじ
街では『マリガド』という小説が話題になっていました。
青年のマリガドが権力階級を片っ端から切り殺していく内容で、その痛快さに若者を中心として一大ブームになっているそうです。
しかし、その残虐な表現からマリガド否定派が出版停止を求めており、中央図書館が審議をすることとなりました、
この件が世間に騒がれていることで、シオ達見習いは多くの悲劇を生んだ『黒の書』と対峙することになります。
図書館の大魔術師7巻は何話から何話まで?
図書館の大魔術師7巻は第30話『圕の法を聞け』から第34話『そのときは本をよろしく』まで収録されています。
【ネタバレ注意】図書館の大魔術師7巻を読んだ感想は?
マリガドという小説の出版停止を巡る議論が描かれる
書物を題材に描いている漫画で避けては通れない話題。
そう、表現の自由問題がついに来ましたね。
街ではマリカドという小説がブームになっていた。
その残虐な内容にマリカド否定派が出版停止を要請。
そして、中央図書館が審議を開始しました。
こういう流れって、現実世界でも多く見られますよね。
自分がすぐ思い浮かべたのは映画のJOKER。
世界的な大ヒットを記録した一方。
模倣犯や少年犯罪の増加が懸念されていました。
マリカドの問題点は残虐性のある内容だけではありません。
実在する民族を連想させる表現を用いられてたことにあります。
出版継続を認めるなら、この表現を許容したのと同義。
新しい黒の書の誕生を懸念しているのです。
嘘の情報で構成された優秀な学問書『黒の書』
黒の書とは端的に言えば偽書のことです。
ホピ族が劣等民族であるという仮説。
それを立証する過程を示した学術的に優秀な書物。
多種多様な学問からの証明・図説・論文の引用・医者の証言・十数年に及ぶ調査実験の数字比較・学会の推薦など、人が情報を信じるためのありとあらゆる情報が揃っている。
裏付けの全てがデタラメである大問題を除けば、ね。
シオはその前情報を知った上で、そうなんだと思わされたと、黒の書の怖さと凄さを語ります。
この話題に興味が尽きない司書見習いたち。
勉学を積み、知性をつけること。
物事の真意を見極める力を手に入れることが、偽書に対抗する方法だと信じています。
アルフの姉弟子でありセドナの旧知の仲であるミリーア登場
図書館の魔術師7巻の中盤には、ココパ族の族長・リリリア=パドリッティアが、テイのいる部屋を訪れる場面が描かれています。
お偉いさんの傍に護衛がいるのは当然のこと。
ただ、その護衛が魔術学園で、アルフの姉弟子がいて、そのアルフの姉弟子・ミリーアはセドナの旧知の仲で、稀代の天才で、戦闘狂な一面が垣間見えるから色々と驚きました。
シオがセドナから受け取った一冊の本を巡って動く物語。
ようやく、敵組織が姿を見せ始めました。
NARUTOの暁をはじめてみたときのワクワク感を思い出しました。
図書館の大魔術師8巻の発売日はいつ?
- Q図書館の大魔術師8巻の発売日はいつですか?
- A
2024年6月6日に発されました。






