2025年8月4日に発売された大人気魔法ファンタジー漫画『魔男のイチ第4巻』のネタバレ注意な感想を書いています。
第3巻では反世界の魔法相手に存在感をみせつけるデスカラスの格好良すぎる姿が描かれました。
さて、そんな魔男のイチ第4巻ではバクガミの正体が幸辛の魔法で、悲しみの感情を吸い取って何倍にもして変換するバーソロミュー・くま式のあれだと明らかになっています。
魔男のイチ4巻のあらすじ
明かされる「バクガミ国」の誕生秘話。
10年前に現れたバクガミの正体は、悲しみの感情を奪う凶悪な魔法だった!!
反世界を敬愛し、国を滅ぼそうとするバクガミから人々を救うべく、ゴクラクと共に戦うことを決意したイチ。
過酷な試練へと挑む二人だが、ゴクラクに異変が発生し、事態は予期せぬ展開へ──。
国の命運を懸けた戦いの行方は…!?
魔男のイチ4巻は何話まで描かれる?
魔男のイチ第4巻は第26話『バクガミ様』から第34話『見えない檻』まで描かれています。
【ネタバレ注意】魔男のイチ4巻を読んだ感想
バクガミ国の成り立ちとゴクラクが恨む理由
魔女協会指定危険人物で、対魔法改造人間。
バクガミに強い恨みを抱いている苛虐のゴクラクが第3巻から登場していますけども、イチと同様になかなかブッとんでいそうな雰囲気で、これから登場する男性キャラはこんな感じなんか?
って杞憂していたんですけど、魔男のイチ第4巻では魔法に対して敵対心を抱いている理由がしっかりと描かれていて、苦手意識はほぐされました。
さて、そんなゴクラクのキャラストーリーが描かれるバクガミ国がどんな成り立ちで、彼に恨まれるようになったのかといえば、超わかりやすくいえばワンピースのワノ国編みたいなものでした。
そもそものバクガミが出現する10年前はカガミ国という名称の貧困国家で、いつ反乱が起きてもおかしくないギリギリの状態だった。
そんなときに現れた『悲しみを食べる奇跡のバク』の存在は世界中から人を集め、入国料や拝殿料、祈幸料やお札等のグッズ収益などで、わずか3年で世界随一の観光大国へと変貌させたとのこと。
カガミ国からバクガミ国に名称を変えてしまうくらいには『幸眠の魔法』は神のように崇められる存在になっていて、魔法を習得しに来たイチたちにとっては厄介な状況です。
ただ、そんなタダで悲しみだけを和らげてくれるなんて甘い話があるわけないんですよね。
バクガミは10年間ため込んだ悲しみを一気に解き放って、国を阿鼻叫喚の地獄絵図に変貌させようと画策していたんです。
バクガミ国はスマイルによって笑うことしかできなくなったワノ国みたいですし、魔法の習得条件が『10年間貯め込んだ悲しみを一人で受け止めろ』なのは、みんな大好きバーソロミュー・くまの能力によって抽出されたルフィのダメージを受け止めたゾロの名場面みたいでした。
うん、やっぱりワンピースってすげぇよな!!
読んだ人は全員同じ既視感をおぼえたことでしょう。
バクガミ国の王女・リチアとゴクラクの関係性
そんなバクガミ国の王女ことリチア・カガミとゴクラクはまさかの姉弟関係であると描かれました。
それすなわちゴクラクは国がおかしくなっていくのをひとりで見続けたということで、魔法に対してヘイトが高い狂人ムーブになるのも納得ですよね。
ゴクラク視点では俺以外のみんながおかしくなってしまったって状況なのに、悲しみの感情を奪われていないのはゴクラクだけだから、周囲に異端扱いされるのはゴクラクのほうってマジでエグい話。
成人漫画だったら、こういう催眠・NTRシチュエーションが一番興奮するまであるんですけど、残念ながらそこまでのパワーはありませんでした。
幸辛の魔法の習得試練にイチとゴクラクが挑む
先述したように、幸辛の魔法の習得試練は、バクガミが10年間貯め込んだ悲しみを一身に受けること、そして挑戦者が死んだ場合は失敗とみなすとのことです。
反世界の魔法の崇拝者らしく幸辛の魔法は、最初はゴクラクの姉であるリチアに習得試練を受けさせようとするんですけど、そこをゴクラクが肩代わりする漢気をみせてくれます。
幸辛の魔法の影響でイチが敵にみえるバーサーカーモードのゴクラクをイチはどう抑えるのか、そして抑えこんだところで、ゴクラクが試練に打ち勝つしかない!ってところで次巻に続きます。
どのバトル漫画も敵組織との戦いが魅力的だから、魔男のイチはどうするんだろうって思ってたら、反世界の魔法の狂信者が一つの答えになりそうですよね。
カルト化した魔法の敵組織とか登場したらもっと盛り上がりそうですけど、今後の展開がどうなるのか注目していきたいと思います!
【最新刊】魔男のイチ第5巻の発売日
- Q魔男のイチ第5巻の発売日はいつですか?
- A
発売間隔から予想すると、魔男のイチ第5巻は2025年10月以降になると思います。