最近のキャラクターを無駄死にさせてむりやり物語に起伏をつくる流れは、正直あんまり好きじゃないんですけど、それはそれとしてバトル漫画において怒りが最大の原動力になるのは理解できます。
さて、今回紹介するカグラバチは、尊敬していた刀匠の父を妖術師集団・毘灼に殺され、奪われた妖刀の回収を決意し行動していく剣戟異能アクション漫画。
毘灼という親の仇にして明確な敵組織と悪役がいて、奪われた妖刀の数も決まっているので、物語を読み進めている感覚が気持ちよく、主人公の信念と邪悪がバチバチに戦う戦闘描写が格好いい漫画でした。
カグラバチのあらすじ
【ネタバレ注意】カグラバチを読んだ感想と内容紹介
次にくるマンガ大賞2024で第1位に輝いた漫画
カグラバチは2014年にKADOKAWAグループが創設した、ユーザー参加型の次にくるマンガ大賞2024コミックス部門で第1位に輝きました。
影のある主人公と粒揃いの悪党とのバチバチの戦いが魅力
今日のこれ読んで寝ろ漫画紹介はカグラバチ!
前述したように次にくるマンガ大賞2024コミックス部門では第1位に輝いた漫画で、僕のヒーローアカデミアや呪術廻戦の連載終了後、週刊少年ジャンプの看板作品になることを期待されています。
この漫画がどういう人に合うのかはめっちゃ分かりやすいですよ。
鬼滅→呪術→チェンソーマンの系統で、いわゆるダークファンタジー通り越して復讐譚ですから。
登場人物が普通に死ぬ漫画が平気な人にはおすすめできるけど、それ以外にはまったくおすすめしない、読む人を超選ぶ漫画なので、あなたが上記三作品、特に呪術廻戦をどう思っているか次第な気がします。
かくいう自分は呪術廻戦を途中離脱した人間なので、カグラバチが今後どうなっていくのか、いずれ自分に合わなくなるんじゃないかと不安に思いながらも、剣戟異能アクションの格好よさを楽しんでいます。
親の仇である毘灼という組織を追いながら、優れた刀匠だった主人公の父親が制作した、かつて戦争を終わらせたという六本の妖刀を取り戻す戦い。
ハンターハンターの幻影旅団とかNARUTOの暁とか、粒揃いの悪党の少数精鋭で組織化されているのがたまらなく好きな自分としてはめっちゃささるんですよね。
そんでもって、ストーリー的にはハンターハンターのクラピカとか、NARUTOのサスケが主人公になっているようなものなので、基本的に読んでいて笑顔になることはありません。
激しい憎しみや悲しみを抱えている主人公ですから、そりゃあそう。
彼が心の底から笑顔になる瞬間は、きっと全てを終わらせたときになるでしょう。
こういう影のあるキャラクターを主人公にする漫画って意外と珍しいんですよね。
だいたいの漫画は、親友とかNo.2タイプのキャラクターで物語の陰陽のバランスを保っている印象なんだけど、カグラバチはそれを主人公に背負わせているんだから、曇りのち雨みたいな凄い暗い雰囲気に包まれています。
物語の序盤からキツい展開が多い残酷な世界観の漫画
もう、言葉の節々から察しているとは思いますけど、万人受けする漫画ではありません。
カグラバチは序盤から女子供だろうと容赦ない。
特に主人公の仲間になるシャルという少女のエピソードは、物語の最初にしてはかなりヘビーな内容でした。
これがジャンプの最近の話題作かーって、何も考えずに手を出すと、疲れている社会人は読むのにめっちゃ体力削られて苦労すると思いますよ、私はそうでしたから。
とはいえ、不条理を跳ね返した瞬間のスッキリ感は間違いなく随一。
しかも、6本の妖刀を1本ずつ回収していく話運びも、読んでいて気持ちよくていいんですよね。
ダークファンタジーが好きなあなたにはもちろん、話題作を探しているあなたに超おすすめなので、興味があるならぜひ読んでみてください!
【最新刊】カグラバチ4巻の発売日
- Qカグラバチ4巻の発売日はいつですか?
- A
2024年10月4日発売予定です。
【無料】カグラバチを試し読みする方法
カグラバチは集英社が運営している少年ジャンプ+で第3話まで無料で読めますよ!
最後にこれを読んだことがあるなら相性がいいよ!って漫画をいくつか紹介したいと思います。