不良漫画が多かったり、スポーツ漫画の時代が来たり。
ジャンプって同じジャンルに偏ることが結構あって。
今はキャラクターの死が当然みたいな……。
子供にはキツくね?ってくらい、ダークで重すぎる世界観の漫画が人気になっている印象があります。
さて、今回紹介する呪術廻戦もまた、重苦しい雰囲気がべったりと張り付いているような世界観が魅力の作品で、呪いという名の醜悪な化物たちと戦う呪術師が描かれるダークファンタジー漫画。
2020年10月よりアニメ化されて一躍話題になりましたけども、異能バトルらしい派手な戦いや頭脳戦はもちろん、戦いの基本である肉弾戦が魅力的に描かれる漫画でした。
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呪術廻戦のあらすじ
類稀な身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁は、病床に伏せる祖父の見舞いを日課にしていた。
だがある日学校に眠る「呪物」の封印が解かれ、化物が現れてしまう。
取り残された先輩を救う為、校舎へ乗り込む虎杖だが!?
【ネタバレ注意】呪術廻戦を読んだ感想

アニメの続きを漫画で読むのはアリなのか?
まず先に、アニメを観終わった後に続きが気になっていて、漫画を購読しようか考えている人に向けて話をするなら、第2期を待てるなら待った方がいいんじゃない?って伝えます。
アニメ版呪術廻戦は楽曲も神だったし、映像のクオリティも、戦闘描写のカッコよさも申し分なくてマジで最高でしたよね。
そう、最高だったがゆえに……。
ギャップを感じると思います。
まぁ、分かりやすくいえば進撃の巨人ですよね。
アニメの作画が凄すぎた結果。
原作の絵柄が好みじゃなくて無理だったみたいな声はよく聞きましたし……。
呪術廻戦はどちらかといえば、絵ではなくて、内容のほうが頭に入ってきにくいんですよね。
2期アニメで描かれる渋谷事変からは、内容が超絶ハードで読むのがしんどくなるうえに、状況説明などの文字量が増えてきて理解するのも大変になってきます。
心の底から呪術廻戦を面白いと感じているならともかく、話題だから、キャラがカッコいい程度の人はアニメで気長に楽しむのがおすすめです。
作中最強キャラの五条悟が仲間にいる構図が秀逸
漫画ブログでありながら、漫画をおすすめしないムーブをかましたところで……。
じゃあこの漫画はどこが優れているのかといえば、もうそれは五条悟の存在といっていいでしょう。
バトル漫画は基本的にラスボスを倒すために、努力を積むし、作戦を考えるものなんですけど、呪術廻戦は敵のほうがめちゃくちゃ考えて行動しているんですよね。
いかにして、五条悟を戦闘から除外するか。
それが2期アニメで描かれるわけですけども、主人公が全く目立たない漫画って逆に新鮮で、呪術廻戦にしかない魅力だと思います。
醜悪な笑顔が強烈な印象を与える
呪術廻戦の主人公・虎杖悠仁に潜む両面宿儺という化物もまた、五条悟と同じく作中最強キャラのひとりで、彼もまた物語に深みを与える存在です。
主人公に化物が憑りついて、結局仲間になるパターンは数多くありますが、宿儺は孤高の存在。
全ての生物の敵にしてピラミッドの頂点。
彼が何を考えているのか。
彼の目的はなんなのか。
彼が行動しようとしたときに何が起きるのか。
そういう疑問を一番最初に提示しながら、彼が話のメインになるのはいつになることやら。
時折、登場したときのインパクトの強さ。
宿儺の邪悪な笑顔で物語に緊張感が走ります。
あまりにも物語の内容が重すぎるので、自分の言語感覚的に、面白いという言葉に当てはまらないんですけども、キャラクターの生き様はめちゃくちゃカッコいい漫画でした。