男女問わず、自分はけっこう老人キャラを好きになりがち。
NARUTOの綱手とか、ハンターハンターのビスケとか、ワンピースのレイリーとか……。
並々ならぬ強キャラ感といいいますか、余裕のある大人って格好いいですよね。
さて、今回紹介するとなりの百怪見聞録は、怪異に好まれる青年とオバケ先生と呼ばれる好事家の二人が、あちらの世界と縁を持ってしまうホラー系日常漫画。
オチとなる部分ではしっかり絵で恐怖心を煽ってくれますし、青年の同性愛者である設定が、全体的にマイルドな印象を与えてくれるライトBLとしても輝きを放つ漫画でした。
となりの百怪見聞録のあらすじ
【ネタバレ注意】となりの百怪見聞録を読んだ感想
著者・綿貫芳子の漫画
絵で魅了してくれるタイプのホラー漫画
あまりにも、装丁が良すぎる!!
キャラクターの顔が良すぎる!!
主人公が装丁家という設定に負けない見事な表紙。
そうです、表紙買いしました。
何の前情報も仕入れずに購読したわけですが、百怪見聞録というタイトルから、なんとなくホラー漫画なんだろうなって想像していました。
二人から漂う師弟っぽい雰囲気。
怪異と戦うファンタジー漫画かと思いきや、まさかの怪談系。
日常のすぐそばにある怖い話って感じで驚きました。
まぁ私自身はYoutubeで怪談や心霊系の動画をよく視聴するので、話自体は全く怖さを感じなかったんですけど、オチとなる部分の絵は凄く印象的でした。
ライトBL設定のある女性におすすめの漫画
今の時代、同性愛者は珍しいものではありませんし、どちらかと言えば女性向けかな?って話です。
全年齢向けの漫画なので、何かがあるってわけじゃないですし、男性が読んでも普通の楽しめます。
ただ、恋する乙女のように、ロン毛と髭の体格のいい主人公の表情が、ときおり可愛く描かれているのは好みが別れるところかもしれません。
主人公の言葉を借りますけど、本当に顔がいい。
和装の老人キャラって格好いいよね。
主人公のロン毛+デザインされた髭の組み合わせも好きなんだよなー。
鬼市と呼ばれる、オニおよび人ならざるモノ達の露天市に迷い込んでしまい、あちらの世界と繋がりを持ち、また好かれてしまった主人公・片桐甚八。
そんな彼が縁を持ったのは怪異だけではありません。
表の顔は著名な日本画家の原田織座。
一部では幽霊画でも名を博しており、付いたあだ名がオバケ先生。
怪異に煙たがられる織座と、好まれる甚八。
好事家なオバケ先生にとって甚八は都合のいい性質の持ち主で、いい連れ合いになれると話します。
普通なら拒否反応を起こすところですが……。
甚八は織座に特別な感情を抱いているんです。
織座は甚八のことをハチと呼び、まるで大型犬とご主人様のような関係性が凄く微笑ましくて素敵。
ホラー漫画でありながら、読後には心地よさが残るマイルドな漫画に仕上がっていました。
ホラーが超苦手な人には無理でも、少し苦手くらいの人なら全然読めると思うので、興味があるならぜひ読んでみてください!
【最新刊】となりの百怪見聞録3巻の発売日
- Qとなりの百怪見聞録3巻の発売日はいつですか?
- A
2024年8月19日発売予定です。