この記事では累計700万部を突破し、各賞で話題沸騰中のミステリ漫画『ミステリと言う勿れ8巻』のネタバレ注意な見どころを紹介します。
7巻では久能整が幼少の頃にお世話になった人物に関わる事件が描かれました。
その続きとなるミステリと言う勿れ8巻では、ライカと美術館に出かけた際に事件に巻き込まれてしまったり、ライカの人物像が明らかになっています。
ミステリと言う勿れ8巻のあらすじ
ライカと美術館に出かけた整。
そこで遭遇したのは武器を手に押し入ってきた“何か”を探す男たちで――⁉
整の思考が冴え渡る、新展開の第8巻!
ネタバレ注意!ミステリと言う勿れ8巻の感想と見どころ
ミステリと言う勿れ8巻の表紙は、鮮やかな黄色のマフラーを巻き、コート姿の久能整が描かれていて、裏表紙にはライカさんがいます。
よく見てみると、背景は星空と額縁。
うっすらと『星・カメラ・マグネット・読書感想文・名前・学食・数字』など、今回の事件や独り言に関連するキーワードが記されていました。
今回、久能整はライカさんと美術館に行った際に『満月に頭を垂れて星降る夜、この続きを知ってるかな?』と話す窃盗?強盗事件に巻き込まれます。
犯人たち数名は“大切な人”の代わりに仕事をしに来たらしい。
下の句と、その意味を知っている者を探していて、整とライカさんは答えを知っているフリをしながら、謎解きをしていきます。
今回も整の言葉には考えさせられるものがありました。
ひきこもりの孫がゲームのプロを目指しているという話題では、多様性について語っています。
「社会と断絶することが問題なんだと思います。引きこもったままできる仕事がある。どんな状態にいても働く方法がある。だったらいいと思う」
「物理的に何かを生産してるわけじゃなく、自分のために頑張るわけです。でもその姿を見たいと、技能を見たいと多くの人が思えば、それは仕事になります」
スマホが生活必需品になってから10年ちょっと。
10年もあればこれだけ時代が変わるっていうことを、多くの人が体感したはずです。
子供の夢がYoutuberやプロゲーマーになることを「世も末だ」と嘆く人もいますけど、10年後には芸能人と扱いが変わらなくなっていて、想像もできない仕事が世の中を席巻しているでしょう。
そもそも大人が口出さなくても、夢なんて勝手に変わっていくものですからね。
この事件後にはライカさんに関する重大な情報が明かされるんですけど、それが解離性同一性障害でライカは千代子さんの人格のひとつだということ……。
それに触発されるように、整も自身の過去のトラウマについてぽつぽつと話しています。
整は何を考えて、どういう行動にでるのか。
なんにせよ、二人の時間が幸せであってくれればいいですね。
ミステリと言う勿れ8巻の後半では『入れ替わる双子』に関するエピソードが描かれていて、タメになる言葉がたくさん含まれていたし、子供に優しく教える整の姿が新鮮で良かったです。
この巻は読者の想像を大きく変えるような情報が明かされましたが、星座がどのように関わってくるのか、9巻に注目したいです。
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