2年半ぶりに単行本が発売!
なんで今まで忘れていたんだと感じるくらい、その凄さを思い出す!
この記事では月刊少年マガジンで連載中の社交ダンス漫画『ボールルームへようこそ10巻』のネタバレ注意な見どころを紹介します。
9巻では優勝できなきゃカップル解散という多々良と千夏が、噛み合わない状態で必死にもがきながら成長していく展開となっていました。
その続きとなるボールルームへようこそ10巻では、釘宮さんの過去や凄みが滲み出ていて、覚醒する多々良との激戦が描かれています。
ボールルームへようこそ10巻のあらすじ
ネタバレ注意!ボールルームへようこそ10巻の感想と見どころ
作者の竹内友さんが療養のため、ながらく連載を休止されていましたが、2019年7月に連載が復活されてから、単行本が発売されるこのときを待っていました。
優勝できなきゃカップル解散という二人の未来をかけて挑んだ都民大会A級戦。
千夏と多々良の感覚が徐々に交わっていくとともに、観客の「ねぇ、そこの組。13番、ちょっと格好いいかも」という歓声も高まっていく。
パートナーに寄り添う多々良の踊りは、以前組んだ真子ちゃんが『怖い』と感じるほど。
まさに千夏専用の多々良が覚醒し始めていた。
一方、ここまで他を圧倒する実力を見せつけていた釘宮は、視界の端に多々良を捉えてからというもの苛立ちや焦りを見せるようになります。
ボールルームへようこそ10巻では、釘宮さんが幼少期にどのような少年だったのか。
社交ダンスに出会った経緯や師匠の存在、挫折、事故…そのすべてが明らかとなります。
釘宮組は“静止と機敏”重々しいタンゴの芸術性を突き詰めた正統派。
対して富士田組はワルツのようなムーブメントを多用し、かつての“コンパクトなタンゴ”のイメージを覆すと表現されています。
『これはどう審査する…?どの組を推す?』
審査員の緊張感が読者にも伝わってくるほど、両者の戦いは激アツな展開を見せています。
ダンスに魅せられ、またダンスに地獄を見た男・釘宮さんの復活劇となるのか、あるいは多々良と千夏のカップル存続となりえるのか。
都民大会A級戦の結末が描かれるであろう11巻の発売を楽しみに待ちたいと思う。