この記事では2021年10月よりアニメ化された大人気美術漫画『ブルーピリオド12巻』のネタバレ注意な見どころを紹介します。
11巻では佐伯先生の絵画教室でバイトする、想像以上に重い展開が描かれ、度肝を抜かれました。
その続きとなるブルーピリオド12巻では、大学二年生に進級し、新しい講師やアートコレクティブと呼ばれる芸術家集団と出会い、藝大に在籍する意味を考えるくらい混迷を極めていきます。
ブルーピリオド12巻のあらすじ
【ネタバレ注意】ブルーピリオド12巻を読んだ感想
発売日から1週間経過して、ようやく読もうって気が出るくらい、しんどい展開が続くブルーピリオド。
漫画に登場する先生とか、授業って、こういう学生時代を過ごしたかったって思わせるのが普通なのに、ブルーピリオドは現実を超えてくる重さなんですよね。
芸術に身を置く人間は我が強く、奇人変人が多い印象。
常人には理解できない怖さがあります。
八虎は感覚ではなく理論派。
どういう意図で与えられているのか分からない課題に振り回される時間が続きます。
自分で考え、気づく過程が大事なのは分かるけど、それさえも否定される苦しみ。
猫屋敷教授もアレでしたけど、2年生に進級した八虎たち絵画科油絵専攻を担当する犬飼教授がこれまたドライって感じな人で、読んでいてヒリヒリしました。
2年生最初の課題は500枚ドローイング。
期限は2週間という超ハードモード。
というか、無理ゲー。
どういう狙いか分からず、1日40枚近くの絵を描かされるなんてたまったものではありません。
八虎の思考も、藝大で何を学ぶかではなく、どう過ごすか、卒業すればいいやって思考に傾きかけているよくない兆候が表れています。
それに拍車をかけるように、アートコレクティブと呼ばれる芸術家グループ・ノーマークス代表の不二桐緒との出会いが八虎を迷わせる。
犬飼教授と不二さんはまさに対極に位置するような存在。
そんな二人が自分の価値観で物事を語るわけですから、八虎にとってはしんどい状況ですよね。
美術がありがたいものではなく、日常の一部であって欲しいと願う不二の甘美な言葉は、藝大と反りが合わないと感じている八虎にどのような選択を迫らせるのか……。
11巻で佐伯先生が再登場したように、そろそろまた森先輩を拝みたくなってきますね。
八虎にとっての女神は森先輩であって欲しいというか、そろそろ読者のメンタルにも救いが欲しい。
ブルーピリオド13巻の発売日
- Qブルーピリオド13巻はいつ頃発売ですか?
- A
2022年11月22日発売予定です。