【葬送のフリーレン15巻ネタバレ感想】ゼーリエが未来視で自分の死期を悟っていると明かされる

当記事では世界累計3200万部を突破し、さらには2026年1月より第2期TVアニメが放送開始される大人気後日譚ファンタジー漫画『葬送のフリーレン第15巻のネタバレ注意な感想』を書いています。

第14巻では影なる戦士と魔導特務隊と大陸魔法協会がバチバチに火花を散らす展開となりました。

その続きとなる葬送のフリーレン第15巻では、茶番のように思われた暗殺計画で本当に殺される未来をゼーリエは視たらしく、華やかな舞踏会の裏で緊張感のある静かな戦いがはじまります。

葬送のフリーレン15巻のあらすじ

葬送のフリーレン15巻は何話から何話まで？

葬送のフリーレン15巻は第138話『逆賊』から第147話『英雄のいない地』まで収録されています。

【ネタバレ注意】葬送のフリーレン15巻を読んだ感想

見どころ①.帝国内における影なる戦士の立ち位置が明らかになる

当記事は葬送のフリーレン15巻を読んだ感想＆備忘録です。
※4割くらいはネタバレ注意な内容が含まれます。
※未読の方はぜひコミックスを読んでくださいね。

「影なる戦士は通常の軍隊とは真逆で、現場の指揮官に大きな権限が与えられる組織だったようだ。」

16年前に先代の皇帝陛下によって解体されている。
それでもなお、帝国の存続のために泥仕事を担っている。
「パーティーで戦う時は私が指揮を執るけど、私は危ない？」
フリーレンの言うとおり、指揮官次第の組織なのですが……。
影なる戦士が解体されるきっかけになったのは、邪魔者が勝手に死ぬようになったからだと言います。

帝国に忠誠を誓った者のなかから選ばれていた指揮官。
愛国心が強すぎるがゆえに、帝国内で問題となったようです。

ゼーリエ暗殺計画が描かれる帝国編は、影なる戦士＆魔導特務隊VS大陸魔法協会という構図だと思っていたんですけど、実際は三つ巴もしくは、影なる戦士VS魔導特務隊＆大陸魔法協会なのかもしれませんね。

見どころ②.ゼーリエは未来視で死期を悟っている

『私はある時期から、建国祭の最終日、舞踏会の晩よりも先の未来を見れていない』

葬送のフリーレン15巻第144話『予知夢』では、予知夢の中での皇帝陛下とゼーリエの一幕が描かれているんですけど、皇帝陛下もゼーリエ暗殺計画自体は知っているけど止められないと、影なる戦士の特異性が伝わってきます。

帝国の歴史がなぜ1000年も続いているのか？
それは滅ばない仕組みが出来上がっているから。
自分が死んだら別の者が玉座に座るだけだ。
達観した表情で淡々と話す、皇帝陛下の表情は印象的でした。

144話を読んでから、第140話『舞踏会』を読み返すと
「フリーレン、お前に私が死ぬ未来が見えるか？」
「なんで私たちを任務から遠ざけようとするの？」
会話も、フリーレンの髪を結んであげようとするゼーリエの表情も、死期を悟っているからこその柔らかさを感じて、胸が苦しくなりました。

まさか、ゼーリエが死ぬ可能性があるなんて、物語のひとつといいますか、通過点くらいに考えていたら、とんでもなく緊張感のある展開になりましたね。

見どころ③.影なる戦士のヴァルロスがいかつすぎる

葬送のフリーレン15巻第146話『人類最強の戦士』で描かれるのは、北の果ての英雄ラーゼンにして、影なる戦士のヴァルロスのむちゃくちゃな強さです。

「息遣いが聞こえるな」
「頼むから下手な真似はしないでくれ、動けば殺す」
ここのエグイ緊張感はハンターハンターのピトーとノブを思い出しました。

ゼーリエの護衛として側に仕えていたファルシュの片腕をあっさりとぶった切るその描写には、圧倒的な強者感がありますし、そのラーゼンが敗北を認める指揮官のレーヴェって何者なんですかね？

【最新刊】葬送のフリーレン16巻の発売日は？