【君のことが大大大大大好きな100人の彼女】負けヒロインゼロ達成を見届けるハーレムラブコメ漫画

メインヒロインが複数いるハーレムラブコメ漫画は、人気がでやすい反面、終わりに近づくにつれてストーリーに対する評価が厳しくなる傾向があります。

推しが負けヒロインになれば不満がたまる。
彼女を選んでも選ばなくても主人公が嫌われる。
物語の収束が難しいジャンルだと思っています。

さて、今回紹介する君のことが大大大大大好きな100人の彼女（略称：100カノ）は、ヒロインが5人でも多いところを100人、負けヒロインをゼロにするハーレムラブコメの限界に挑戦している漫画。

必ず自分好みのヒロインが登場する、めちゃくちゃ可愛いヒロインたちがいるのは言うまでもなく、8割くらいギャグパートになっているのが想像以上に面白い漫画でした。

100カノのあらすじ

【ネタバレ注意】100カノを読んだ感想

原作・中村力斗さんと作画・野澤ゆき子さんが描いた漫画

作画を担当している野澤ゆき子さんは江口くんは見逃さないや偏食女子は恋でおなかを満たしたいを描いていました。

壮大すぎるタイトル回収への挑戦を応援したくなる漫画

本作の主人公・愛城恋太郎あいじょうれんたろうは中学生活3年間で100回失恋を経験した、逆にメンタルが強い主人公。

絶対に女子の間でナンパ野郎と呼ばれていただろ！
ってツッコミは野暮ですかね？

そんな彼はある日、神様から「おぬしが高校で出会う運命の人は100人もおるのじゃ」と、むちゃくちゃなお告げを受けます。

普通なら、運命の人がどれだけいようとも、一番最初に出会った人と付き合えば、上手くいくことが確定しているんだから、それで済む話なんですけど……。

結ばれなかった女の子には死が待っていると言われ、恋太郎はハーレムエンドにするしかない状況に追いやられてしまいます。

作者の絶対にタイトル回収してやるという鋼の意思が伝わってくる設定、自分は嫌いじゃありません。

まぁヒロインを100人登場させるには、1冊で3人分のエピソードを描くにしても、30巻以上必要になるので実質不可能だと思うんですけど……。

歴代最多のヒロインが登場する漫画になるのは間違いありませんし、絶対無理じゃんって思うからこそ応援したくなるっていう、ちょっとよく分からない感情が芽生えますよ。

コメディ調で描かれるから主人公の不快感が少ない

神様に死を宣告されている以上、全員を幸せにする覚悟。
浮気しているクソ野郎と呼ばれる覚悟を決めるしかない恋太郎。

隠れて交際するのではなく、正々堂々現在付き合っているヒロインに、新しい彼女を紹介していくスタイルだからまだ不快感が抑えれています。

これがコソコソとあの子とデートをしたあとに、今度は……みたいな計算しながら恋愛する主人公だったら、死ぬほど悪い評価になっていたでしょう。

ヒロインが増えていけばいくほど、相性の良し悪しだったり、掛け合いのパターンなんかも増えていくのかと思うと、これほど楽しみなラブコメ漫画はありません。

ツンデレ、クール、ロリ系、年上、ママキャラ。
多種多様な属性のヒロインがいて眼福です。

最初にネタキャラみたいな神様が登場したおかげで、これはフィクションだと、その都度再認識しながら読み進めることができています。

どう収束させるのかと、結末に一抹の不安を感じながらも、そこまでは最高に楽しめることは間違いないので、興味がある人はぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

【最新刊】100カノ18巻の発売日

【無料】100カノを試し読みする方法

まずはじめに100カノに関する基本情報や、こういう作品が好きなら相性がいいよ！って漫画をいくつか紹介したいと思います。

100カノは集英社が運営しているとなりのヤングジャンプで第3話まで無料で読めますよ！