この記事では2022年7月よりアニメ化され、累計350万部を突破した吸血鬼青春漫画『よふかしのうた14巻』のネタバレ注意な見どころを紹介します。
13巻では星見キクがマヒルにとって呪縛となっていた家庭環境をぶち壊す展開になりました。
その続きとなるよふかしのうた14巻では、街を去ったマヒルを追いかけるべく、コウが久しぶりに登校して、修学旅行という一大イベントに参加する様子が描かれていきます。
よふかしのうた14巻のあらすじ
【ネタバレ注意】よふかしのうた14巻を読んだ感想
慣れかけていた雰囲気の良さを再認識
アニメ化されるような人気漫画でも、10巻を超えてくると、ダレてきたという声がちょこちょこ挙がり始めるんですけど、違うんですよね。
三日坊主って言葉があるように、人間はそもそも飽きっぽく、期間限定って言葉に弱いように、新しい物に心が動いてしまう生き物なんです。
某ヤンキー漫画や、野球漫画のように、ガチでどうした!?ってパターンもありますけど……。
だいたいは飽き性な自分を認めずに、マンガ家の力量不足のせいにしてるだけだと思っています。
なんでこんな前置きをするかというと、よふかしのうた14巻の読後に、自分はこの漫画の最大の魅力だった夜の雰囲気に、慣れていたんだと気づかされたからなんですよね。
普通に登校する、昼に活動するコウの姿が描かれることで、これまでの時間が特別なものだったんだと再認識させられました。
放任主義のコウの母親が登場する
さて、そんなよふかしのうた14巻の冒頭では、これまで姿を見せなかったコウの母親が登場し、学校に行っていないことがバレてしまいます。
めっちゃ緊迫した雰囲気になるかと思いきや、コウの精神状態だけを確認する、放任主義の理想的な姿というか会話でした。
仕事柄、生活リズムが夜型になっている自分のことは棚にあげずに、困っているのであれば助けるくらいのスタンスで我が子を見守る。
そりゃあ、学校は行ったほうがいいに決まっています。
ただ、必ずしも正論が正解とも限らないわけで……。
まさに、遠回りが一番の近道という対応。
コウの場合はそれが功を奏しただけで、家庭環境によってかけるべき言葉が違うのが、子育て並びに対人関係の難しいところですよね。
修学旅行に参加するためコウは久々に登校する
よふかしのうた14巻は新章開幕ということで、街を去った星見キクとマヒルを追いかけるべく、コウは修学旅行に参加することに……。
小学生の頃の記憶を辿って、コウは気づく。
マヒルが家庭の事情で欠席した、それに付き合って自分も欠席して遊んだあの日。
本来、行く予定だった修学旅行先が北海道。
そして、何の因果か中学校でも同じ場所へ。
わざわざヒントを残したマヒルは何を考えているのか。
星見キクの魅了が彼を操っているのか……。
別れを告げるマヒルに、自分で言えよとブチギレるアキラはカッコいいし可愛いし、久々の登校でくたびれたサラリーマンみたいな雰囲気を漂わせるコウはなんか面白い。
クラスメイトがコウの雰囲気の変化を感じ取る描写には凄く共感しました。
ずーっと大人達と一緒にいた影響もあるでしょうけど、コウの脱力感って凄くいいですよね。
連載を続けているうちに著者の絵が上手くなった、絵柄が変わったとかじゃなくて、時間経過を感じさせる雰囲気のまとわせ方が秀でていて、純粋に凄い漫画だと思いました。
日常と非日常が混在する北海道編ではどのような展開が描かれるのか、とても楽しみです。
よふかしのうた15巻の発売日
- Qよふかしのうた15巻の発売日はいつですか?
- A
2023年3月17日発売です。