感性って人によって全く違いますよね。
超話題になっているアニメや漫画が、なんでこれが人気あるん?ってレベルで、自分好みじゃないことって珍しくありません。
絶対コッチの方が面白いやろ!
って、好きな作品の不遇を感じている人も多いでしょう。
さて、今回紹介するウィッチクラフトワークスは、平凡な男子高校生が魔女の抗争に巻き込まれたのをきっかけに、学園の姫様から姫扱いされるようになる不思議な関係性や、複雑な人間関係が魅力の魔法ファンタジー漫画です。
まさに私自身が、もっと評価されるべきと思っている作品のひとつで、ファンシーな絵柄からは想像できないほど、幾重にも練り込まれたストーリーが魅力のファンタジー漫画なんです。
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ウィッチクラフトワークスのあらすじ
【ネタバレ注意】ウィッチクラフトワークスを読んだ感想
2014年にアニメ化されたファンタジー漫画
なんの気なしに、このアニメっていつ頃だっけ?
って調べて、思ってたより年月が経っていてダメージを受けるのはヲタクあるあるですよね。
ウィッチクラフトワークスと同時期にアニメ化された漫画でいうと、ニセコイやノラガミ、鬼灯の冷徹なんかもあって、懐かしい気持ちになりました。
覇権アニメっていう言葉があるように、アニメ化効果が原作漫画に影響するケースって本当に少ない。
いつアニメ化されたのか。
その年月を覚えていられる作品ってほとんどありません。
続きの話が気になるから漫画を読もう!
よりも、続きが気になるから2期アニメ来ないかなーって待つ人が多いのが現実。
個人的にウィッチクラフトワークスはアニメ化の影響をもっと受けて欲しかったと、完結してなお、もっと評価されて欲しいと願う漫画のひとつです。
最大の魅力はクールで愛情深いヒロインと可愛い絵柄
本作は平凡な男子高校生・多華宮くんが、校舎の崩落に巻き込まれそうになるところを、学園で姫様と呼ばれているヒロイン・火々里綾火に助けてもらうところから物語が始まります。
とんがり帽子に、ローブを身にまとっている姿はまさに魔女。
魔法を目の当たりにしたその日から、多華宮くんの生活が一変する。
塔の魔女と呼ばれる自己中心的な振る舞いをする者たち。
そして街を守るために魔法を使う工房の魔女。
この二つの魔女の勢力争いに巻き込まれた原因は、多華宮くんの中に眠る魔女の存在だという。
物語の序盤こそ、主人公のなよなよした雰囲気。
魔法ファンタジーにしては印象の薄い戦闘描写に、物足りなさを感じることも多いんですけど、それを補って余りあるキャラデザの良さに心を奪われました。
水薙竜さんが描く女の子たちは、健康的というか、細すぎないというか、むっちりまではいかないんだけど……みたいな絶妙なラインでめちゃくちゃ素敵なんです。
巻数を増すごとに複雑になる対立構造や過去の記憶
思っていたのと違う!という印象は、読み進めていくうちに消えていきます。
むしろ、10巻を超えたくらいからは勢力図が複雑になり、敵の親玉がようやく分かるのか?というところで新キャラを投入したりと、物語に厚みがあって面白いんですよね。
最近の漫画は序盤のインパクトは強いけど、巻数に応じて味がしなくなるパターンがけっこう多いんですけど、本作はその逆なんですよ。
読めば読むほど、物語が収束する間近が一番面白いように設計されています。
コイツは結局、敵なのか、味方なのか。
状況に応じて動いているキャラクターって人間味を感じて好きなんですよね。
ぽんこつ可愛いキャラクターと、シリアスな物語が上手く融合されているウィッチクラフトワークス。
ラブコメが好きな人という前提条件は付属しますけど、魔法ファンタジーを探している人には超おすすめなので、興味があるならぜひ読んでみてください。
【最新刊】ウィッチクラフトワークス17巻の発売日
- Qウィッチクラフトワークス17巻の発売日はいつですか?
- A
2022年3月7日に発売です。