「雑学的というか、へーそうなんだ!ってなる漫画って読んでいて楽しいよね」
はい、そんなあなたにピッタリな漫画を紹介します!
『ののはな語らず』
この作品は、草花が大好きだった祖父の興味を引き継いだ古道具屋の主人公・友野ののこが、図鑑片手に雑草を眺めるゆったりとした時間が魅力なんですよ!
✔短編漫画好き必読!
✔スローライフ系の漫画が好き!
✔絵が綺麗な漫画を読みたい!
「ちょっと気になる…」と思ったそこのあなた!
今すぐ『ののはな語らず』をチェックしましょう。
ののはな語らずのあらすじと作品概要
野に咲く草花と友人になる。
古道具屋の店主・友野ののこは 亡き祖父が好きだった草花に 興味を持ちはじめたようで…。
タンポポ、ノボロギク、ナズナ、 ヘビイチゴ、ネコジャラシ… 身近な植物を知ることで 毎日があざやかになっていくーー。
みずみずしいタッチで紡がれる〝半径1000歩〟の物語。
新鋭・紙島育による初単行本。
ののはな語らずのおすすめ類似漫画
この漫画を読んでいるなら、間違いなくののはな語らずもハマるでしょって作品を、私の独断と偏見で読み心地が似ている類似漫画を紹介しますよ!
【ネタバレ注意】実際に読んだ感想と内容は?

魅力①.1巻完結の読みやすく美しい短編漫画
今日のこれ読んで寝ろ漫画紹介はののはな語らず!
心がなごむ半径1000歩の物語というキャッチコピーや草花と友人になるという帯に惹かれて購読した短編漫画ですけども、表紙からわかるようにめっちゃ絵が綺麗でしたよ。
今の時代、男性向けとか女性向けとか言葉で区別するのが憚られますけども、ののはな語らずのキラキラとエフェクトがかかっているようなロマンティックな表現は間違いなく後者でしょう。
知識が無い私にとっては、花が咲いていようがいまいが、どれも等しく雑草でそれ以上でもそれ以下でもありませんが、それらにも個別でちゃんと名前があって、特徴があるんですよね。
現実と同じく漫画の世界でもキャラクターは常に忙しく、波乱万丈な人生を求められるのが普通なんですけども、本作の主人公・友野ののこは図鑑片手に雑草を観察しています。
この時間が止まっているかのようなスローライフ感を味わえる漫画って珍しいんですよね。
スピード感とかテンポがいい漫画が評価されがちですけど、その逆もまた一種の味であると声を大にして言い続けたいところです。
魅力②.ロマンを理解している主人公・友野ののこ
まぁ正直に言うと、1巻完結の短編漫画にアレコレ言うことって特に無いんですけど、古道具屋を営んでいて、ガラクタと呼ばれる物を愛している主人公・友野ののこのバックグラウンドには共感しかありません。
ののこが雑草に興味を持ったきっかけのおじいちゃんが名付けた店名の『ボロ』もセンスがいいですし、絵が綺麗だからこそもっと古道具屋の設定を活かして欲しかった気持ちがあります。
なんというか、惜しいんですよね。
この漫画はポテンシャルを感じるだけに、粗が目立つんですよ。
例えばののこが野草に興味を持つきっかけになったおじいちゃんが、なぜか野草の本に乗り移っているんですけど、その設定必要だったか?と疑問に思うくらいには浮いています。
おじいちゃん別に生きててよかったのに……。
そんで、ののこの親友の他に唯一登場する人物が小学生のころの理科の先生で、さすがに無理があるよね、せめて高校生のときの担任とかだったらって思ってしまいました。
うーん、この辺はフィクションだからどうでもいいといえば、どうでもいいんだけど、気になってしまったものは仕方がありませんよね……。
まぁ、単行本の発売までに約3年間経過していて、その間に連載先がwebアクションからCOMIC熱帯に移籍していますし、構想の変化とかはあっても不思議じゃないです。
魅力③.野草をテーマに選ぶことにセンスを感じる
とはいえ、紙島育先生にセンスとポテンシャルがあるのは一目瞭然です。
先述したように紙島育先生の絵柄はとても綺麗ですし、表紙のイラストと同じクオリティで漫画を描いてくれているので、最後まで読んでいて楽しかったですよ。
それに、生き物系の漫画は数多くあれどもそのほとんどが動物を題材にしたもので、植物に焦点をあてている漫画はまだまだ少ない印象なので、マイナーな漫画を読みたい私にはドストライクでした。
3巻以内で気楽に読める短編漫画を探している。
絵柄が綺麗な漫画が好きなあなたにおすすめなので、興味があるならぜひ読んでください!
無料もしくはお得に読む方法はある?
ののはな語らずは光文社が運営しているWebマンガサイト『COMIC熱帯』で第3話まで無料で読めますけど、それ以降はコミックスの購読が必要です。