ここ数年でファンタジー漫画の定番となった異世界転生は、もう飽和状態かと思われていても、次々と違う設定の作品が出てくるのだから、作家の想像力の凄さを感じる。
今回紹介する転生ゴブリンだけど質問ある?は、読んで字の如く異種族に転生する漫画なんだけど、どんな内容?と聞かれたら転スラみたいなやつと答えると分かりやすい。
異世界転生はテンプレを楽しむジャンルなので、似ていることは別に悪い事ではなくて、むしろオリジナルの部分に面白くなる可能性を秘めているかどうかが重要。
その点でいうと本作はキャラクターの可愛さと、言動に知性を兼ね備えているので、どんな敵と戦うのかによって、評価されるようになっていくと思うし、唯一無二のものしか認めない!という人でないなら普通に楽しめると思う。
転生ゴブリンだけど質問ある?のあらすじ
【ネタバレ注意】転生ゴブリンだけど質問ある?を読んだ感想と内容紹介
原作担当・三木なずなと原画担当・荒木宰が描いた漫画
転生ゴブリンだけど質問ある?の原作者・三木なずなさんは、貴族転生やレベル1だけどユニークスキルで最強です、没落予定の貴族だけど、暇だったから魔法を極めてみたやくじ引き特賞:無双ハーレム権など、多くの原作を担当しています。
原画を担当している荒木宰さんは、ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれたやアラフォーリーマンのシンデレラ転生の漫画を描いていました。
魅力①.俺TSUEEEE感がウザくない最弱ゴブリンへの転生
今日のこれ読んで寝ろ漫画紹介は転生ゴブリンだけど質問ある?です!
一般男性が事故死して異世界転生した後にチートスキルでハーレム無双が主流の流れですけど、最近は人間以外に転生するパターンも盛んで、その代表格が転生したらスライムだった件ですよね。
漫画だけじゃなくて、アニメも普通に面白くて一般層に認知されていますから、あの作品がなろう系の顔役になっているのに助かっている異世界転生ファンは多いと思いますよ。
そんな話はさておき、本作は若くして亡くなった主人公・アキラが異世界転生というお決まりパターンから始まるんですけども、人間ではなくザコ敵の代表格であるゴブリンへと転生してしまいます。
この世界におけるゴブリンの特徴は、寿命が七日しかない短命さと、種族の弱点を補う繁殖能力の高さと、死に際にスキルを譲渡できるということで、この特徴を活かしたストーリー展開が描かれます。
異世界転生してきたアキラには寿命80年というスキルが備わっていて、短命というデバフはありません。
ですから、本来ならひとつかふたしかスキルが持てないところ、上限なく増えていく可能性があるわけです。
この時点ですでに無双確定なんだけど、さらに瀕死の魔王に出会うことによって弱肉強食というチートスキルを手に入れて、俺TSUEEEEがとどまることを知りません。
なぜ魔王が瀕死だったのか?人間や異種族との関係性は?魔族内でのトラブルは?など、物語が進むごとに政治外交的な魅力が強まっていきますよ。
魅力②.異世界転生のテンプレを上手く扱っている
ゴブリンに転生したというオリジナルの設定はあっても、やはり異世界転生特有の既視感は強くて、とはいえ転スラに似ていると感じることは、内容自体が面白いことの証明なのかなとも思うわけです。
ゴブリンの監視役である女騎士・カレンは可愛いし、アキラの知的な言動は魅力的だし、世界観やストーリーの構築はかなりうまくて、三木なずな先生の実力を感じます。
異世界転生やなろう系のコミカライズが好きなあなたに超おすすめなので興味があるならぜひ読んでみてください!
【最新刊】転生ゴブリンだけど質問ある?10巻の発売日
- Q転生ゴブリンだけど質問ある?10巻の発売日はいつですか?
- A
2024年6月19日発売予定です。
【無料】転生ゴブリンだけど質問ある?を試し読みする方法
転生ゴブリンだけど質問ある?は集英社が運営しているとなりのヤングジャンプで第27話まで無料で読めますよ!
最後にこれを読んだことがあるなら相性がいいよ!って漫画を紹介したいと思います。