よゐこの無人島ゼロ円生活やMANvsWILDみたいな、大自然を相手にした映像が好きな人は、漫画でもサバイバルを読みたいはず。
さて、今回紹介するソウナンですか?は、可愛らしい絵柄からは想像できないほど、ガチな知識満載で、なかには目を逸らしたくなるほど、えげつない展開もあるサバイバル漫画。
弱音を吐きながらもちゃんと昆虫を食べたり、生きる為とは分かっていても遠慮したい水分補給の方法など、これは有識者もニッコリな展開が詰まっていました。
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ソウナンですか?のあらすじ
【ネタバレ注意】ソウナンですか?を読んだ感想
原作・岡本健太郎と作画・さがら梨々の漫画
サバイバルの達人1名と普通の女子高生3名の構図が良い
飛行機事故で遭難。
生き残ったはいいけど、水も食料も助けが来る保証もない。
焦燥感から人間関係はボロボロになってしまう。
既存の作品から連想される物語は悲惨なものです。
しかし、ソウナンですか?はちょっと違う。
サバイバル漫画なのにどこか楽しそうにさえ感じるんです。
もちろん、生き残った女子高生4名はまだ若く、これからどうなるのかという不安に押しつぶされそうになっています。
ただ、遭難者の中には、元軍人の父親に育てられた、鬼島ほまれというサバイバルの達人がいて、彼女の知識と経験が生き延びる術を与えてくれます。
水と食料を確保する術を持っている。
それだけで精神の安定度はだいぶ違う。
みなが明日への希望を持ってサバイバルしています。
ソウナンですか?は彼女たちが漂流している場面から物語が始まりますが、炎天下のなか水分を確保する術はありません。
人間は少なくとも一日2リットルの水分が必要とされているらしく、海水なんかを飲めば脱水症状を加速させてしまいます。
では、どうするのか。
鬼島ほまれは生き残る知識を持っている。
水面をはねるトビウオを木の棒で叩き落して確保。
着ていたシャツでねじるようにしぼる。
魚の内臓や血などの水分を飲むという荒業を披露しています。
もちろん他の女子たちはドン引き。
読者の感情もそちらに近いです。
しかし知識がある鬼島ほまれは、どれくらい危険な状況にいるかを認識していて、覚悟が違います。
どこか能天気にも見える他の女子たちが、ほまれに影響されて、どんどんたくましくなっていく様子が読んでいて凄く面白い漫画なんです。
昆虫や哺乳類を食べる様子がちゃんと描かれている
水分と同じく大切な食事。
バッタ、セミ、ヤドカリ。
毒が無ければ全てが栄養。
それを食べなければ生きていけないと理解していても、怖いものは怖いし、小動物を殺生できる精神力をいきなり身につけろってのが無理な話。
どこかの軍人や、異世界転生漫画みたいに人間味の無い主人公じゃあるまいし……。
人の頑張りを見て、自分を奮い立たせる。
文明の利器の恩恵を受けて、自然の前では無力だった女子高生が少しずつ順応していく。
もちろん、それだけじゃあ4人分の食料足りてないだろとか、制服が無敵すぎるとか、ある程度のツッコミ所はあるんですけど、必要最低限の演出って感じですね。
彼女達が命とどう向き合って生き延びていくのか。
想像以上にガチなサバイバル漫画で驚きました。
【最新刊】ソウナンですか?10巻の発売日
- Qソウナンですか?10巻の発売日はいつですか。
- A
2022年4月6日に発売です。