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【鬼滅の刃20巻】黒死牟の強さの裏にある強烈な嫉妬心が描かれる【ネタバレ感想】

鬼滅の刃第20巻の表紙画像 鬼滅の刃
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Q
鬼滅の刃20巻の内容を教えてください。
A

19巻では上弦の弐・童磨との戦いに決着がつき、ついに上弦の壱との死闘が始まりました。その続きとなる鬼滅の刃20巻では黒死牟がなぜ鬼となったのか、彼が抱えている強烈な嫉妬心と生い立ちなどが明らかになります。

←【鬼滅の刃19巻】童磨戦決着!!上弦の壱・黒死牟との死闘が始まる

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【ネタバレ注意】鬼滅の刃20巻の感想レビュー!

鬼滅の刃第20巻のあらすじと目次画像

時透無一郎と不死川玄弥は死を覚悟しながら戦う

鬼滅の刃20巻は、片腕を失い、全身ボロボロになった時透無一郎が、死を覚悟しながら自分を奮い立たせる場面から始まります。

「せめて上弦の壱だけでも倒さなければ」

そんな思いを胸に、無一郎は自分に残された時間と力を使い切ろうとします。上弦の壱を倒せなければ、これからも仲間たちが苦しむことになる。だったら、せめて自分が少しでも役に立ってから死のう。まだ若い無一郎が、そこまでの覚悟を決めていることがつらいんですよね。

そして、その覚悟は不死川玄弥も同じです。

胴体を切り離されるほどの重傷を負いながらも、黒死牟の髪の毛や折れた刀の刃先を喰らい、鬼の力を高めていきます。普通なら、もう戦うことすら難しい状況です。それでも、二人は諦めません。

鬼滅の刃の凄さは、登場人物たちが自分の命を懸けて戦う姿にあると思います。

もちろん、誰だって死にたいわけではないでしょう。

それでも、自分がここで戦わなければ、仲間がもっと危険な目に遭うかもしれない。だからこそ、傷ついた身体を引きずってでも前に進もうとする。その覚悟の強さが、物語が進むごとに増しているように感じます。

悲鳴嶼と実弥、無一郎と玄弥の畳み掛けるような攻撃。
黒死牟の一振りに無数の刃がついてくる月の呼吸の攻防。
これほどの強敵を相手に、柱たちはどこまで戦えるのか。
ページをめくる手が止まらなくなるほど、緊迫感のある戦闘が描かれています。

黒死牟の生い立ちと嫉妬心に取りつかれた過去

鬼滅の刃20巻では黒死牟の過去が明らかになります。

黒死牟は、日の呼吸の使い手である継国縁壱の双子の兄として生まれました。幼い頃から剣の才能に恵まれていたわけではなく、弟の縁壱が持つ圧倒的な才能を目の当たりにすることになります。

自分が努力しても届かない領域に、弟は生まれながらにして立っている。その差を目の当たりにした黒死牟は、縁壱に対する嫉妬と憎悪を抱くようになっていきます。黒死牟の過去を知ると、彼がなぜ鬼になったのか、その理由が少しずつ見えてきます。

強くなりたい。
弟を超えたい。
自分も何者かになりたい。
そうした思いが、いつしか彼自身を追い詰めていったのでしょう。
特に印象に残るのが、黒死牟の嫉妬心を表す心理描写です。
人を妬まない者は、ただ運がいいだけなのだと。
自分がどれだけ努力しても届かない才能を持つ人間に出会ったことがないだけなのだと。

その言葉には、黒死牟が長い年月をかけて抱え続けてきた苦悩が表れています。

もちろん、嫉妬に囚われた結果、鬼となり、多くの人々を苦しめてきたことが許されるわけではありません。それでも、彼がなぜそこまで強さに執着したのかを知ると、単なる悪役として片付けられないものがあります。

自分より優れた才能を持つ人間がいる。
その事実を受け入れられず、どれだけ努力しても満たされない。
黒死牟は、そんな感情に人生を支配されてしまった人物なのだと思います。

最期の瞬間まで『何故私は何も残せない。何故私は何者にもなれない。何故私とお前はこれ程違う。私は一体何の為に生まれて来たのだ。教えてくれ縁壱』と、己の人生に意味を見出せなかった悲しいキャラクターでした。

残すところは、鬼舞辻無惨のみ……満身創痍の鬼殺隊がラスボスを相手にどのように立ち向かうのか、最後まで見守りたいものですね。

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