【シネマこんぷれっくす！】クセが強いキャラたちが映画談義に花を咲かせる青春映研コメディ漫画

最後に映画館に足を運んだのはいつだったか、Youtubeがあるからテレビもみなくなったし、それこそアマプラもU-NEXTを登録しているのに、映画なんて5年以上観ていないかもしれません。

話のタネになるし、価値観が変わったり、良い影響もあるのはわかっているんですけど、大人になってから集中力も体力のすり減っているのを実感しています。

さて、今回紹介するシネマこんぷれっくす！は、学園の変わり者たちが集まる映研で繰り広げられる映画談義を描く日常系コメディ漫画。

脳内再生される声がうるさいくらいテンション高めで、映画に対するそれぞれのこだわりや好みのジャンルについて語っていて、好奇心をくすぐられる漫画でした。

シネマこんぷれっくす！のあらすじ

シネマこんぷれっくす！を読んだ感想と内容紹介

魅力①.自分の意見を大切にしようと思わせてくれる

今日のこれ読んで寝ろ漫画紹介はシネマこんぷれっくす！

「B級映画みたい」という表現を、今後はもっと慎重に使おう。
そう思わせてくれたのが、この『シネマこんぷれっくす』でした。

世間的に評価の低い作品にも、熱烈なファンはいる。
クソゲー、打ち切り漫画、低視聴率ドラマetc.
どんなジャンルにも、”愛する者” たちは必ずいるものです。

シネマこんぷれっくすでは、そんなB級映画をこよなく愛するキャラクターが描かれています。

本作に登場するのは、まさに “クソ映画ハンター” の異名を持つ先輩。
美人だけどクセが強すぎる彼女に、主人公・熱川鰐人は振り回されっぱなし。
おすすめの映画を尋ねようものなら最後。
つまらない、理解不能、カオスすぎる作品を、熱弁とともに押し付けられる！

主人公の災難っぷりに笑うとともに、当たり前のことですけど、楽しみ方は人それぞれという気づきを得ました。

自分はこの感覚を理解できますよ。
読んでいて面白くないけど、自分は好きな漫画。
世間の評価は低いけど、自分は評価している漫画ってけっこうあるんですよね。

大切にすべきは自分の感性のみ。
他人の“面白い・つまらない”という雑な評価に合わせる必要はありません！

魅力②.映画に対する主義主張のぶつかり合いが魅力の漫画

シネマこんぷれっくす！はひとつの作品について長々と語る方式ではなく、話題のなかで小ネタのように描かれているので、映画に疎い自分でも楽しめました。

知らない話を延々と聞かされても苦痛になるだけ。
本作の場合はキャラクターのテンションが凄いので、小出しの情報でも興味を惹かれるんですよね。

字幕か吹き替えか。
漫画の実写化問題。
映画館での飲食。
一人で見るか、複数人で見るかなど。

相手の主張を打ち負かすべく、映画の話を交えながらの議論は白熱していてとても面白かった。

良いところは素直に良いと認める。
一方的な展開ではなく殴り合っているから、リアクションがいちいち面白いんですよ。

美人だけど変人で有名な先輩たちに振り回される主人公は、ある意味で良い青春を過ごしています。

全6巻で完結とコンパクトながら、濃密で好奇心をくすぐられる日常系コメディ漫画なので、映画を題材にしている漫画を探しているあなたに超おすすめです！

興味があるならぜひ読んでみてください！

【完結】シネマこんぷれっくす！6巻の発売日

シネマこんぷれっくす！と相性がいい漫画読者は？

この漫画を面白いと感じているなら、シネマこんぷれっくす！も合うよって作品を紹介したいと思います。