もしも自分の身体が異性のモノに変わったら。
その後の人生を考えるよりもまず先に、好奇心が勝ってしまうのは間違いないでしょう。
さて、今回紹介するあやかしトライアングルは、幼なじみを守るために妖と戦う祓忍の少年が、強力な妖の力を封印する引き換えに、性転換する秘術を受けて女性になってしまうTSラブコメ漫画。
マスコットみたいに可愛い妖と、ちょっとした和風ファンタジーみたいな雰囲気と、TSラブコメという珍しさと、お色気要素がバランスよく描かれている漫画です。
あやかしトライアングルのあらすじ
【ネタバレ注意】あやかしトライアングルを読んだ感想
著者・矢吹健太郎さんの漫画
あやかしトライアングルの著者・矢吹健太郎さんは、ToLOVEるやダーリンインザフランキスを描いています。
ファンサービス程度のお色気描写に収まっている
ToLOVEるを初めて見たときの衝撃といったらもうね……。
性の目覚めといっても過言ではないくらい。
少年時代の自分には刺激が強かったのを覚えています。
今の時代にあのレベルの描写が許されるのかといえば、週刊少年ジャンプですらもう不可能だと思う。
とはいえ矢吹健太郎さんが描く女の子は、可愛さとか、曲線美とか、絵柄が持っている魅力のレベルが違うので、ちょっとしたお色気描写でも満足感があります。
TSラブコメ×和風ファンタジーのバランスが良い漫画
あやかしトライアングルは、祓忍と呼ばれる妖退治を生業としている主人公・風巻祭里が、幼なじみでヒロインの花奏すずを守ろうとして、強力な秘術をくらい、女の子になってしまいます。
いわゆるTSモノ『transsexual(性転換)』なんて言われているジャンルなんだけど、これが単発のネタではなく、物語として少年誌で描かれるのはかなり珍しい。
祭里を女性にした妖・シロガネの、ラブコメ絶対許さないマン的な、ふてぶてしい性格と見た目は可愛らしく、今後の関係性がどう変化していくのかも見どころの一つです。
また、花奏すずは妖巫女という、引き寄せてしまう体質。
妖と人間のあいだで揺れる心理描写。
少年漫画らしいバトル要素なんかも期待できそうですね。
ToLOVEるみたいな展開を期待している人には物足りなく感じるかもしれないけれど、色んな要素がうまい具合にミックスされている感じが、懐かしくて凄く好き。
今のラブコメって重いストーリーか、軽く読めるかってハッキリしているものが多いんだけど、バランスが良い漫画になりそうです。
男性はもちろんのこと、キャラクターの絵柄が可愛い漫画が好きな人に超オススメなので、興味がある人はぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
【最新刊】あやかしトライアングル15巻の発売日
- Qあやかしトライアングル15巻の発売日はいつですか?
- A
2023年9月4日発売です。