この記事では乱と灰色の世界の入江亜紀が描く、アイスランドを舞台に繰り広げられる探偵漫画『北北西に曇と往け2巻』のネタバレ注意な見どころを紹介します。
カトラやリリヤの美しさ、慧とジャックのスタイリッシュさに惚れた1巻とは違い…。
北北西に曇と往け2巻は慧の親友が登場してアイスランドの大自然に触れる内容が描かれます。
北北西に曇と往け2巻のあらすじ
ネタバレ注意!北北西に曇と往け2巻の感想や見どころ
北北西に曇と往け2巻はミチタカのことは、いったん置いておいて、アイスランドという国についての内容が主に描かれています。
慧とカトラがジャックの友人から食事をごちそうになるというエピソードでは
「アイスランドのヒツジがなぜ美味しいか、知ってるか?この広い荒野で悠々と野生のハーブや苔を食べて育つから」
と、苔やシダや草しか生えない、足元が溶岩の大地でできている特殊な環境についてジャックは語っています。
ジャックがアイスランドについて話すときの真剣な目つき。
慧が肉を美味しそうにほおばる姿が印象的でした。
北北西に曇と往け2巻のメインは、慧の親友である清がアイスランドを訪ねてくること。。
清は学生ながらすでにアプリをつくる仕事をしていて、慧とは「また身長伸びたね、5センチくれ」「肉くってやせろ」と軽口を言える仲で、しかも慧の能力を知っている数少ない理解者。
不器用な男がどうやって清と仲良くなったのか。
その経緯も描かれています。
ハットルグリムス協会やレイフ・エリクソン像。
黄金の滝、そしてストロックル間欠泉。
シンクヴェトリル国立公園など、多くの観光地を巡っています。
北北西に曇と往け2巻の後半では「植物は簡単に死んでしまい、回復には100年でも足りない」というジャックの言葉。
観光客が激増するということは、非常識な人間が増えるということで、人の命を守るのは柵ではなく判断力だとジャックは語っている。
清は2巻で日本に帰国するが、今後はどう関わるのか、ミチタカの人間性は?リリヤと慧の関係はどうなるのか?これからの展開に期待したい。