【ミステリと言う勿れ15巻ネタバレ注意】ついにライカさんとの楽しくも寂しい最期の瞬間が描かれる

この記事では累計2000万部を突破し、ドラマに実写映画化と大人気ミステリー漫画『ミステリと言う勿れ第15巻』のネタバレ注意な感想と見どころを紹介します！

14巻では大隣署の刑事・池本が土砂崩れでトンネルに閉じ込めらる事件や、整とカウンセラーの鳴子巽がついに対面するところが描かれましたね。

そんな続きが気になるミステリと言う勿れ第15巻では、整が通う大学で昔起こった事故を深堀するライカと楽しい時間を過ごしながら、ついにそのときが描かれてしまいます！

ミステリと言う勿れ15巻のあらすじ

【ネタバレ注意】ミステリと言う勿れ15巻を読んだ感想

ミステリと言う勿れ15巻は何話まで？

ミステリと言う勿れ15巻はepisode19-2『犬の話をしよう』からepisode20-2『不如帰去かえりゆくにしかず』まで描かれています。

ライカさんと最後の謎解きタイム

めっちゃ読み込んでいるはずなのに、新刊を読むころには前回までの内容が全てふっとんでいる漫画ランキング第1位のミステリと言う勿れ（個人の意見です）。

なんで二人が整の大学で昔の事故について調べているのか、まったく覚えていなかったので第14巻のepisode19を読み直す作業に入りました。

今は使われていない6号館の前で足を止めたライカさんは、昔図書館で読んだ『実録！！学校の怪事件4』という本で書いてあった内容を思い出して話始めました。

簡潔にまとめると、転落死だと思われたがその理由が不明。
直接の理由は溺死で、右手には一本の矢を握っていた。
一週間後には別の男性が亡くなっており、犯人は自分であると自供し、彼もまた矢を握っていた。

だいぶ噛み砕いて説明したけど、こんな感じの事件の推理パートから物語は始まります。

亡くなっている二人は援助交際していた女性と、いじめられていた男性で、二人は別に親しい関係性ではなかったということで、不思議な話だねーって考察していくんですよね。

その流れで出た、人間以外に育てられても人間として出てくる習性、何が人間を成す本質だろうって会話は興味深かったし、自分も何もないor凶暴性に同意見でした。

チンパンジーだって超狂暴ですし、人間なんてチンパンジーに会話能力を追加しただけですからね。

という暴論はさておき、ライカさんを自宅に招いた際の整の慌てっぷりは可愛かったし、飲み物でノンカフェインを求められているのには、その選択もあるのかと自分もハッとしました。

謎解きの結果については感想を省きますけど、天達先生とライカさんが笑顔の裏でバチバチしていたのは引っかかりますし、天達先生に気をつけろって忠告されていますから今後どうなるかマジで気になります。

ライカさんとの最後のデートと忠告

episode19－4では、ライカさんは相良レンくんに整のことをよろしく頼むと、そして君も気をつけろと忠告していて、天達先生は今後敵側でレンくんは味方側なのかなって安易な想像しちゃいます。

ライカさんの目には何が見えていたんだろうか。
そんな二人に残された時間はごくわずか。
最期の瞬間までデートをして楽しむ二人が描かれていて、この時間だけはまるで恋愛漫画のようでした。

「わたしはやはり生まれてきちゃいけなかったんだ、だろ？」
って問いかけに対して、堂々とはいと答える整。
「キスしてもいいだろうか？」
という要求に対して、さんざん悩んでNoを出す整。

ここの会話、マジで難しすぎませんか？
自分だったらそんなこと無いって言って、普通にキスしてますけど。
だって相手は消えちゃうんですよ？
って思ったけれども、消えちゃうからこそか……深いわ。
って思ったけれど、果たして本当にそうか？って堂々巡りしました。

ライカさんの満面の笑み、もう整とのツーショットを拝めないのは読者としても寂しいですね。

結論は面白いけど過程の不確実性が好きじゃない謎解き

もうここで、終わってもいいんですけど、おまけにepisode20のもう一事件が残っています。

これは被害者家族が復讐するパターンと、被害者がクズだったパターンがミックスされているなんとも言えない後味が残る事件で、結果的には面白かったんですけど……。

その冒頭というか過程で、マラソン大会に参加している風景にヒントが散りばめられている手法に関しては、不確実性が強くてあんまり好きじゃないんですよね。

たまたまそこに整がいたから暗号の手紙が解読できただけで、自分の両親にあてた謎解きの手紙だとしたら難しすぎるし、マラソン大会に参加させるのは鬼畜すぎるだろって思いました。

ミステリと言う勿れでたまにある、結論から過程を描いた感があって、面白いんだけどうーんみたいな話で終わるんだけど、ライカさんのエピソードがよかったからまぁいいか。

ライカさんはもういないけれども、千夜子さんは生きているわけで。
そこで、切り分けて考えれるあたり整はすごいですよね。
もしも恋人が記憶喪失になったら、自分は相手にとって他人以外の何者でもないわけですけども、だからといって引けるかって言われたら難しいですからね。

まぁ、前提条件として千夜子さんと面識無いってのは大きいか。
だとしても同じ顔がそこにいて気にしないは自分だったら多分無理だから、整はすごいと思いました。

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