この記事ではハルタから青騎士へ移籍連載することになった大人気ミステリー漫画『北北西に曇と往け6巻』のネタバレ注意な見どころを紹介します。
5巻では小旅行や慧の仕事が描かれた後に、三知嵩が警察に連行される衝撃的な展開となりました。
その続きとなる北北西に曇と往け6巻では、予想だにしていない展開に度肝を抜かれ、心身ともに疲弊した慧が日本で休養して再び心に灯をともす、静と動の凄さを感じる一冊でした。
北北西に曇と往け6巻のあらすじ
【ネタバレ注意】北北西に曇と往け6巻を読んだ感想
溜飲が下がるレベルで衝撃的だった1冊
3月に入江亜紀先生の短編集が発売されたとはいえ、単行本の発売まで約2年は長すぎる。
自分は定期的に漫画を購読する人間なので平気なんですけど、たまにしか読まない人はこんだけ期間が空くと、読むのやめますよマジで。
というちょっとした愚痴は定期的に言いたくなるんですけど、この北北西に曇と往け6巻に関しては、溜飲が下がるレベルで衝撃的な一冊でした。
私のブログでは感想>ネタバレという比重なので、重大なネタバレ要素はある程度遠回しな文章を意識して書いていますが……。
今回に限っては、どんな言い方でも伝わってしまいます。
まさか、こんなブログを読みに来る人に、ネタバレが地雷の人なんていないと思いますけど、これから読む予定のあるならブラウザバック推奨です。
振り出しに戻るというかまだ序章だった事件の話
最近流行っている漫画といえば、鬼滅しかり呪術しかり、チェンソーマンしかり、主要な登場人物がばったばったと退場していくじゃないですか。
昔はそういうのが凄く嫌いったけど、正直今は感覚が麻痺していて、ああ……ってなるか、それでいつ生き返るの?って思うかのどっちかなんですよね。
でも、北北西に曇と往け6巻は久々にえ!マジで?って声が出ました。
だって、裏表の顔の違う印象を読者に強烈に与えて、コイツは本当に人を殺めたのか?と疑わせておいてから、突然の退場ですからね。
トランプタワーを崩されたかのような衝撃ですよ。
しかも、三知嵩の退場が確定したわけでも無いっていうから、言葉に詰まる。
状況証拠や印象操作などの上澄みに踊らされていただけで、まだ物語は序盤にすぎなかったわけです。
日本で休養する話が慧の人間味を強くする
クールな性格、大人びている慧が大崩れする図は想像できないから、どうなるかと思えば無気力状態に……。
ジャックはそんな慧を日本の家と呼ぶ場所に連れていき、肉体労働をさせることで、他のことを考えさせ、身体は適度に疲れさせ、心が整う時間を与えます。
怒り任せにキャラクターが動くんじゃなくて、立ち止まる時間があるのが、やはりこの漫画の良いところであり、入江亜季先生の技量を感じるところ。
且座喫茶という、ちょっと座ってお茶でも飲もうかって意味の言葉も、凄く良い響きですよね。
道に迷った旅人へのアドバイス。
立ち止まったからこそできた心の余裕。
三知嵩は本当にこのまま消えゆく存在なのか。
慧が言う違和感の先にどういう真相が待っているのか。
【最新刊】北北西に曇と往け7巻の発売日
- Q北北西に曇と往け7巻はいつ頃発売ですか?
- A
発売間隔から予想すると2024年1月以降になると思います。