ストーリーや言葉のセンスはもちろん大切なんだけど、漫画はやはり絵を楽しむものなので、背景や小物などの装飾品まで描き込まれている作品は心がときめく。
今回紹介するハクメイとミコチは、小人の日常を覗き見る世界観に癒されて、キャラクターの仕事っぷりや、好きなことに対する熱量やこだわりを強く感じる漫画。
登場人物に魅力があるのは当たり前の話なんだけれど、個性的という誉め言葉は、この漫画のためにあったんだと思わせてくれるくらい、どのキャラクターも愛らしいです。
ハクメイとミコチのあらすじ
ネタバレ注意!ハクメイとミコチを読んだ感想
画力でオススメできる漫画
友達とか家族に貸すときは、簡単な説明をしたり、相手の読書歴に応じたジャンルから選んだりするんだけど、ハクメイとミコチは「絵と雰囲気がめっちゃ良いから読んで」という一言でオススメできる。
自分は『もしつまらなかったって思われたら嫌だな』とか結構気にするタイプなんだけど、この作品を貸してそんなこと言われたら「ちょっと話そうか」と強気になるくらい好きな漫画だ。
大自然のなかで小人たちは生活しているので、当然背景には草木が生い茂っていて、大木や小石など、細かい陰影をつける作業の苦労は計り知れない。
画集のようなクオリティで描かれている本作を読めば、他の作品を読んだときに「これがハクミコよりも高いのか」と、漫画の価格に不満になりかねないレベルで凄い。
キャラクター豊富さと職業や服装に小物までこだわっている
ハクミコの世界観は小人というだけで、基本的には私たち人間と同じような生活をしている(昆虫や動物がしゃべったりもするけど)。
大工もいれば、美容師や研究者、歌姫にバーテンダー、製菓職人やファッションデザイナーなどもいて、職業は多岐にわたる。
それぞれが自分の仕事に誇りと情熱を持っていて、読んでいて元気を貰える漫画だ。
他の漫画みたいにラブコメもなければ、派手な戦闘シーンなんかは一切ない。
読んでいる感覚としては、ファッション雑誌を読んだり、ユーチューブでオシャレな動画を見ているときの、自分もこんな生活をしたいという憧れに近いのかもしれない。
2018年1月にはアニメ化され、マンガ大賞2019では第9位にランクインしたハクメイとミコチは、1年に1冊という刊行ペースなので、まだ未読だというかたは、ぜひ読んでみて欲しい。
【最新刊】ハクメイとミコチ12巻の発売日
- Qハクメイとミコチ12巻の発売日はいつですか?
- A
2024年1月15日に発売です。
【無料】ハクメイとミコチを試し読みする方法
ハクメイとミコチはenterbrainが刊行している漫画誌・ハルタで連載中なので、ComicWalkerより無料で第1話を試し読みできます。