2025年7月より第2期アニメが放送された吸血鬼青春恋愛漫画『よふかしのうた』の、完結後の後日譚が完全新作ストーリーで描かれる『よふかしのうた楽園編のネタバレ注意な感想』です。
よふかしのうた第20巻の最終回ではとある場所で再会する七草ナズナと夜守コウの姿が描かれましたけれども、楽園編は本編最終回前のエピソードだと思ってください。
鶯アンコの探偵業の依頼で、吸血鬼を信仰する新興宗教に潜入調査する完全新作ストーリーです。
よふかしのうた楽園編のあらすじ
本編完結以降、初の完全新作ストーリー!!
鶯アンコ、探偵。
夜守コウ、探偵……の助手。
二人に舞い込んだ奇妙な依頼。
それは”永遠の若さ”を喧伝する宗教団体[楽園]を探ること__
「信者は信じて疑わない。教祖が吸血鬼だと」
夜が明けた”あの日”の別れから時が経ち……
吸血鬼を巡る人間達の物語が、いま再び始まる!!
【ネタバレ注意】よふかしのうた楽園編を読んだ感想
本編がまさかの鶯アンコの探偵業
単行本勢の私は、よふかしのうたが短期連載している情報までしか知らなかったので、楽園編のストーリー内容が鶯アンコ&夜守コウの探偵業だったことに驚かされました。
いや、別にこれはこれで良かったんですけど、よふかしのうた20巻で完結していますし、最終話の続きからというか、後日譚だと勘違いするでしょうよ。
まぁ一応は、楽園編のおまけとして、ナズナとコウの掛け合いが見れたので、ヨシとします。
吸血鬼を信仰する新興宗教に潜入調査ミッションが描かれる
楽園編の内容は、とあるアイドルが体調不良で活動休止。
ただ、同じグループのメンバーである依頼者によると、変な宗教にハマってしまったらしい。
曰く、永遠の若さを得られるとか、不老不死の体を持つとか。
特筆すべきはその教祖が吸血鬼なんじゃないかと、信者は疑わないらしい。
そこで、その宗教が拠点にしている小さな村に潜入して、アイドルを連れ戻す&自称吸血鬼の正体と目的を解明するってのが、よふかしのうた楽園編の内容です。
夜守コウのバチギレモードが印象的
もしも教祖とやらが吸血鬼なら『なにしてんだ?』
だし、吸血鬼じゃないなら『なにがしてーんだ?』
で、教祖に合う前から夜守くんがうっすらキレてるんです。
じゃあ、その肝心の教祖はどんくらい美人なんだって話。
まさかの『美魔女だ……!!』に笑いましたw
『すっげぇ、ちゃんと努力してそうっていうか……』
『その賜物そうっていうか……!』
この感覚の違いをちゃんと表現できるコトヤマ先生すごすぎないか!?
って感心しちゃいますよね!
そこからはなんやかんやあって、夜守くんがバチギレモードで新興宗教の壊滅に追い込むわけですけども『このモードでも理性保つ練習しといて良かったな…』って心の声に、努力が垣間見えます。
できることなら、その努力をもっとみたかったな。
完結してしまった事実に寂しさを覚えました。
最終話には七草ナズナがちゃんと登場する
とはいえ、最後の最後にはよふかしのヒロインである七草ナズナが登場しており、新興宗教壊滅事件をこんなことがあったんだよってテンションで話て、呆れられる図が描かれていて嬉しくなりました。
たった、5ページですけど、されど5ページです。
少しだけでも、あの日の続きを描いてくれたことに感謝です!
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