自分が異世界漫画を読んでいて、頭一つ抜けているかどうか判断するポイントは些細なことなんですよね。
それは、ゴブリンなどの初期モンスターやイノシシなどの動物、そしてダンジョンや大自然に対して畏怖の念を抱いているかどうかのスタート時点で、物語への期待値は大きく変わります。
さて今回紹介するタワーダンジョンは、竜の塔に連れ去られたお姫様の救出任務に駆り出された農夫の青年を描くダンジョンファンタジー漫画です。
農夫の青年といいつつも非凡な才能を持っている主人公に異世界漫画特有の魅力を感じつつ、ダンジョンという建物自体が持っている荘厳な雰囲気に圧倒される世界観が魅力のファンタジー漫画でした!
タワーダンジョンのあらすじ
【ネタバレ注意】タワーダンジョンを読んだ感想
著者・弐瓶勉が描いた漫画
厳かな雰囲気や世界観が魅力のファンタジー漫画
最近のファンタジー漫画は軽すぎる!
ってのは主語が大きすぎますけど、ファンタジー=異世界転生が主流になっている現状、そういう印象になるのは仕方がない気もします。
とはいえ、有象無象の作品が存在するから個性的な作品が輝くのであって、全部が全部読んでいて疲れるくらい重厚なファンタジーが主流になったときは、逆に読みやすさが評価されるようになると思います。
隣の芝生は青く見えたり、ないものねだりになったり。
結局、何を評価するのかは人それぞれなんですよね。
さ、そんな前置きをしたところでタワーダンジョンがどういう漫画なのかといえば、お姫様救出のためにダンジョン攻略に挑むファンタジー漫画なんですけど……。
厳かな雰囲気といいますか、重厚な世界観といいますか。
ダンジョンがちゃんと畏怖の対象として機能していて凄くいいんですよ。
信仰心は別として、私たちは神社やお寺などの歴史ある建造物、海や山などの自然でもいいですけど、圧倒される感覚があるじゃないですか。
別世界に足を踏み入れたような、心が奪われるような不思議な感覚。
その瞬間が垣間見えるだけでも主人公の人間味を感じれます。
ファンタジー漫画は俺TUEEEEな展開になりがち。
自分はダンジョンやモンスターが、主人公の強さを演出するためのインテリアになっている漫画を死ぬほど読んでいるので、緊張感のある漫画に出会うとめちゃくちゃ嬉しいんですよ。
第1巻がプロローグ構成の漫画は期待できる
これは自論なので絶対ではないです。
ただ、先が読めない漫画で期待通りずっと面白い漫画でいつづける確率が高い気がするんですよね。
おそらく著者の実力があってできる物語構成だからだと思うんです。
漫画を試し読みして、第1巻がまるで長い1話目のように感じたら、これ当たりかもって期待していいですよ。
本作の主人公は最初から強いってわけじゃないけど、才能の塊の大器晩成型って感じでワクワクします。
頑丈で力が強い田舎の青年が、お姫様の救出任務に挑む。
主人公の出生にも何かしらの秘密はありそうだし、なんならこの国自体が普通じゃなさそうだし……。
モンスターのキャラデザも独特かつ、ちゃんと怖い。
多くは語らずとも、絵で世界観をうったえかけてくるのはさすがは弐瓶勉先生の漫画と言ったところですね。
本格的なファンタジー漫画を読みたいあなたにはもちろん、SF漫画が好きなあなたにもおすすめなので、興味があるならぜひ読んでみてください!
【最新刊】タワーダンジョン3巻の発売日
- Qタワーダンジョン3巻の発売日はいつですか?
- A
2024年10月8日発売です。
【無料】タワーダンジョンを試し読みする方法
まずはじめにタワーダンジョンに関する基本情報や、これを読んだことがあるなら相性がいいよ!って漫画をいくつか紹介したいと思います。
タワーダンジョンは講談社が運営しているコミックDAYSで第1話(1)まで無料で読めますよ!