この記事では累計150万部を突破し、アニメ化で一躍超大人気ファンタジーとなった『王様ランキング13巻』のネタバレ注意な見どころを紹介します。
12巻ではこれまで描かれてきたミランジョ&ボッスによる国盗り騒動が円満に解決し、これにて王様ランキングも完結かと思われましたが……。
王様ランキング13巻からは第二部が始まり、冥府の王・デスハーがなぜ行方をくらませてしまったのか、その経緯が描かれます。
王様ランキング13巻のあらすじ
ネタバレ注意!王様ランキング13巻を読んだ感想
アニメ版『王様ランキング』も無事完結しましたけども、まさかここまで評価されるとは、1巻発売当時から太鼓判を押していた自分でさえ予想外でした。
もちろん、敵味方かかわらず登場人物の言動に正当な理由がある凄さ、心を揺さぶられるストーリーに人気が出るだろうとは思っていましたが、想像以上のクオリティでしたね。
アニメーションも、音楽も。
特に第二クールのop楽曲となったVaundyの裸の勇者を初めて聞いたときは鳥肌が立ちました。
自分は単行本勢なので、ミランジョ編が終わったらどうするんだろう、神とかの話とかどうなるんだ?って不安だったんですけど、杞憂でしたね。
王様ランキング13巻(正確には12巻の後半)から、第二部が本格始動しました。
オウケンを人間に戻すために神の宝物庫へ向かったデスハー。
そんな彼がなぜ行方不明になってしまったのか。
その経緯が13巻では描かれています。
神の宝物庫で魔人と取引をしたデスハー
端的に話すと、ようはオウケンを人間に戻すため、自分の記憶と引き換えに魔人と取引したということなんですけど、誰も望まない結果となってしまいましたね。
他人に優しく自分に厳しい。
自己犠牲は美しく聞こえますけど。
助ける対象が変わるだけで、根本的な解決にはならないんですよね。
そもそも王様ランキングは何のためにあるのかという疑問
これまでは単に、強さや国力を示すものとばかり思っていましたけど、そもそも身なりも怪しいランキング協会が、どういう目的で、何のために王様ランキングをつくっているのか……。
今まで歴代1位になった王様は、神の宝物庫で浮かび上がる文字を読めれば願いが叶うと言われる曰くつきの剣に魅了され、気が触れてしまったと言われています。
デスハーがその剣を手に取るのを止めたときも、魔人との取引に躊躇ったときも、ランキング協会の男は安堵の表情、喜びの感情を見せていて、デスハーに期待を抱いているように見えました。
しかし、デスハーにはオウケンを人間に戻すという固い意志と目的があるので、最終的には魔人と取引することを決断することになります。
もしも、デスハーに足枷が無ければ……。
ランキング協会が期待する存在が現れたとき、何を話すのか、何を求めるのか気になりますね。
足の不自由な男は仲間になるのかそれとも敵か
王様ランキング13巻の後半では、ボッジは足の不自由な男と出会います。
飲食店で因縁を吹っかけ金をせしめる輩を、松葉杖をつきながら勇敢に撃退する正義感に溢れた男。
第一章では、敵と思わせといて意外といいヤツパターンが多く描かれていたので、その逆である良いヤツに思わせといて敵になるパターンが来てもおかしくないんですよね。
もちろん、ただの正義感溢れる漢である事が一番望ましいんですけど、彼は一体何者なのか……。
第二章の幕開けとして相応しい、タイトルに含みを持たせる展開と新キャラの登場でした。
王様ランキング14巻の発売日
王様ランキング14巻は2022年8月12日に発売予定です。