この記事は2025年5月4日に発売された大人気魔法ファンタジー漫画『魔男のイチ第3巻』のネタバレ注意な感想を書いています。
第2巻では早くもラスボス級の反世界の魔法が登場しましたけれども、その続きとなる魔男のイチ第3巻では、現代最強の魔女・デスカラスがその実力をあらわにし、バッドエンド回避のためにイチと師弟以上の家族の契約を結ぶアツい展開が描かれています。
魔男のイチ3巻のあらすじ
トゲアイスとの魔法狩り対決の最中に突如現れた、最凶の敵・反世界の魔法。
魔女協会が長年追う敵に対し、イチは自身が狩った魔法と共に立ち向かう──!!
圧倒的な力を前に苦戦を強いられるが、デスカラスの登場で戦況に変化が…!?
反世界の攻撃が刻一刻と町民に迫る中、現代最強魔女による反撃が始まる──!!
【ネタバレ注意】魔男のイチ3巻を読んだ感想
魔男のイチ3巻は何話まで?
魔男のイチ3巻では第17話『身の程知らず』から第25話『幸福の国』まで描かれています。
弟子の代わりにデスカラスちゃんが大活躍回
主人公が王の魔法を習得して、こんなすぐに反世界の魔法とかいうラスボス級が登場すんのかって魔男のイチ第2巻では驚かされました。
でも、よくよく考えればバトル漫画ってそういうもんですし、逆に反世界の魔法がラスボスじゃなかった場合のほうが異質とも言えますよね。
さて、そんな魔男のイチ3巻第17話『身の程知らず』からは、イチの氷鮫の突撃をくらってなお無傷の反世界の魔法がイチを一瞬で返り討ちにする、あっけない戦闘描写から物語が始まります。
イチの敗北は既定路線でしょう。
でも、気絶したフリをして首筋に刃を刺すイチの狩人っぷりには反世界の魔法はもちろん、読者である私も意表を突かれましたし『お前どこが急所だ?頭か?手足か?』とグイグイ迫る戦闘狂感はさすがの主人公って感じで格好良かったですね。
その後は反世界の魔法との戦いを引き受けたデスカラスちゃんが獅子奮迅の活躍を見せるんですけど『撃ち堕とせ“撃墜(イスカンダル)”』『撃突(アレクサンドラ)』『告解(ゴルコンダ)』 など複数の魔法を操る多才っぷりをみせてくれます。
そんなデスカラスちゃんは口プも強くて、反世界の魔法をピキらせてるのには笑いました。
予言の魔女・ジキシローネが告げるイチの最期
デスカラスちゃんの奮闘のおかげで街の半壊で、反世界の魔法との初戦は終了しました。
そこから三日後に目が覚めたイチを待っていたのは、予言の魔女ことジキシローネで、彼女は10年間寝たきりの女性に憑りついて体を操っている魔法本人の特殊な存在。
そんな彼女が受け取った予言は『名は反世界の魔法、かの魔法は決して魔女には習得できない』とのことで、なんかキング・ウロロみたいなこと言ってますよね。
このままだと反世界の魔法に世界は滅ぼされるけど、王の魔法を習得した者が反世界の魔法を習得できれば世界は救われるよ……でも世界平和と同時に死んじゃうけどね。
ってまるでナルトとサスケみたいな展開。
デスカラスちゃんが苦い顔をするなかで、イチはまっすぐにどうせ死ぬなら『俺は狩って死ぬ方を選ぶ!』って断言していて、やっぱりコイツ主人公すぎるなって思いましたよ。
デスカラスとイチが指定血判状で家族になる
イチの即断即決の覚悟をみたデスカラスちゃんには、トゲアイスとの会話のなかで、リブロという弟がいて、彼に何かしらの出来事があったことが示唆されています。
今を生きる生き方しかしらないイチにデスカラスちゃんは未来の話をするわけですけども、そこで家族になって帰ってこれる居場所をつくってあげようとするんです。
結婚とかラブコメちっくな可愛い話じゃなくて、指定血判状というどちらかといえば盃的なそれ。
デスカラスちゃんはイチには別名「奴隷契約書」だと、弟子は師匠の言うことに絶対服従だという側面しか伝えてないんですけど、その本質は死期の共有で師匠の覚悟が格好良すぎました!
魔女協会指定危険人物・苛虐のゴクラク
魔男のイチ3巻の第23話『苛虐のゴクラク』ではその題名通りに、まるでイチをもっとヤバくしたような魔法を習得しようとしている男が登場します。
ゴクラクは幸眠の魔法にして一国に崇められている通称バクガミ様のなかに潜む、彼曰くクズ野郎をぶっつぶしたいとのことで、なにがあったんでしょうか。
そんでもってソイツは反世界様と反世界の魔法を信仰しているようで、これからは悪魔崇拝的なヤツラが組織化してもおかしくない、そんな気配が漂ってきましたね。
【最新刊】魔男のイチ4巻の発売日
- Q魔男のイチ第4巻の発売日はいつですか?
- A
2025年8月に発売予定です。