この記事では累計350万部を突破し、マンガ大賞2021で第1位に輝いたファンタジー漫画『葬送のフリーレン5巻』のネタバレ注意な見どころを紹介します。
4巻では僧侶ザインの背中を押すお姉さんらしいフリーレンの姿が描かれました。
その続きとなる葬送のフリーレン5巻では、一級魔法使いの一次試験で、クセモノ魔法使いたちと隕鉄鳥という鳥を捕まえて奪い合う展開が描かれます。
葬送のフリーレン5巻のあらすじ
ネタバレ注意!葬送のフリーレン5巻を読んだ感想
ファンタジー漫画における試験編って、テンプレすぎてもうワクワクしないんですよね。
読み終わったら楽しかったで終わることが多いんだけど…。
いかにも強いですよ~って雰囲気が出ているキャラが瞬殺されるときの虚無感ったらもうね。
その称号や階級に意味あるんかってパターンも結構多いし。
葬送のフリーレン5巻は、そんな一級魔法使いの第一試験が描かれるわけですが、流石マンガ大賞受賞作だなって感じましたね。
シリアスな雰囲気のなかでも、ユーモアのある言葉の掛け合いが葬送のフリーレンの魅力。
ヒリヒリした空気を、最後は笑いで終わらせてくれるのは凄くうれしいところ。
注目人物として描かれていたキャラたちが、フリーレンたちに瞬殺されることもなく、ちゃんと見せ場をつくって敗北する。
個人的には試験編の理想的な流れでした。
一次試験の内容は隕鉄鳥という鳥を捕まえるもの。
きわめて頑丈で、魔力に敏感で、音速を超える速さで逃げてしまう。
体外に漏れる魔力を限りなくゼロにできるフリーレンとフェルンは、難なく捕まえれるものの…。
それができない人たちは当然、奪おうと画策します。
ただの戦闘狂だと思っていたキャラの意外性が描かれているのもまたいいですね。
ヴィアベルとユーベルの戦いで描かれた
「これは殺す覚悟のための時間だ」
「――俺は躊躇い臆することはあっても、必要な殺しは全部やってきたぜ」
ってセリフも個人的にかなり好きです。
こういう火属性・パワータイプみたいなキャラデザの男ってあんまり好みじゃないんですけど、読んでみないと分からないもんですね。
二次試験は今回の味方も敵になり。
しかも、ゼンゼという試験官が担当した過去の試験で合格者はゼロらしい…。
フリーレン達が試練をどう乗り越えるのか。
また、偉大な魔法使いを前に協会の人間たちは何を思うのか。
葬送のフリーレン6巻の発売日
葬送のフリーレン6巻は2021年11月18日に発売予定です。