- Q極楽にはまだ早いは面白い漫画でしたか?
- A
面白いという言葉が適切かどうかはわかりませんが、読み応えのある漫画でした。天野実樹先生の美しい画力で紡がれる処刑人の苦悩や生き様には考えさせるものがありました。今の時代に生きている私たちは幸せだなと思わずにはいられませんよ。
というわけで、当記事では極楽にはまだ早いを紹介します。今ならDMMブックスやebookjapanの初回限定70%OFFクーポンを使用すれば、836円の漫画が251円で読めますので、ご活用ください。
極楽にはまだ早いと相性が良い漫画読者は?
画像の漫画を読んでいるあなたは間違いなく相性が良いので、この先を読む必要はありません。

極楽にはまだ早いのあらすじと作品概要

罪人の“最期”の言葉を聞けるのは、彼ひとり――処刑人・藤田雪成。
時は江戸――処刑人が「穢れ」の職とされた時代。町民に忌避されながらも、斬首の執行を務めとして生きる雪成。
彼は決して見せなかった。人を手にかける迷いも、苦しみも、そして孤独も。
前作『ことり文書』から一転、天野実樹の新境地! 罪人と遺族、役人、火消しや医者、長屋の大家と店子衆……江戸の町に暮らす人々の“生と死”を鮮烈に描く連作シリーズ、第一巻。
- Q出版社や連載先はどこですか?
- A
KADOKAWAが刊行しているハルタで連載です。
- Q天野実樹先生の過去作品は?
- A
天野実樹先生はことり文書を描いていました。
- Q最新刊の発売日はいつですか?
- A
HARTACOMIXの発売間隔から予想すると、2026年6月以降になると思います。
極楽にはまだ早いを実際に読んだ感想や内容は?

魅力①.クッソ重いテーマをさらっと読ませる画力
私は極楽にはまだ早いを購読しました。
三つのポイントにわけて、感想のお裾分けをしたいと思います。
あなたの背中の後押しになれば幸いです。
極楽にはまだ早いは江戸時代の処刑人が題材の漫画。
あなたの想像通り、いや実際に読んでみれば想像以上に命が軽くて、息苦しさを感じる漫画でした。
正直言うと、SNSで試し読みが流れてきたときに私は一度スルーしましたし、その後に本屋で手に取ったのは購入予定の漫画が売り切れていたからという、ある意味チャレンジだったわけです。
読後がしんどいのは分かりきっていますからね。
歴史×処刑人の組み合わせで楽しいわけがない。
せめて良質な人間ドラマが読めればいいな。
そんくらいのテンション感で読み始めたら……。
ビックリするくらいすらすら読めるんですよ。
1話1話のオチは想像以上の重さがあったのに。
それもこれも、天野実樹先生の美しい絵柄の賜物でしょう。
コマ割りや表情差分、背景を絡めた構図の使い方のすべてが滑らかでハイレベルなのはもちろん、余白の使い方がなによりも上手いと感じました。
主人公の雪成が首を落とす描写。
周囲にはまるで人形のようだなと思われても。
白背景だからこそ、ダイレクトに伝わってくる雪成の感情。
良質な人間ドラマを堪能させていただきました。
魅力②.意外にも表情豊かな主人公・雪成
極楽にはまだ早いを読んで印象的だったのは、雪成の表情です。
こういう作品って、当たり前といえばそうなんですけど、表情が死んでいるといいますか、終始暗い雰囲気のまま物語が進んでいくんですけど、極楽にはまだ早いの主人公・雪成は違いました。
処刑人として仕事中の雪成は、何も考えないようにしている、人を寄せ付けないようなピりついている雰囲気なんだけど、仕事が終わればどこにでもいる普通の青年なんですよね。
恨まれ、蔑まれ、それでも人の話を聞く雪成。
民衆は雪成に対して人形だとか鬼だとか好き勝手ののしる。
「これ以上の辱めは私が許さぬ」
「罪人も人間ですよ」
罪人のプライドを守ってくれるのは雪成だけ。
なんて自分勝手な世界で生きているんだろうか。
と、考えさせられるものがありました。
魅力③.平等に扱ってくれる誠士郎の存在
「なんだ、別にただのちびな侍じゃねぇか」
そういってくれる存在にどれだけ救われるだろうか。
もちろん読者の心が、です。
雪成が人助けをしても、処刑人だと分かった瞬間に汚らわしいだの、呪われているだの言われる世界観で、肩書きではなくて雪成そのものを正面からみてくれる誠士郎という男に私の心はときめきました。
命が軽くて、自己中心的な人間が多いこの時代。
本物の正義心を持っている誠士郎みたいなキャラがいいアクセントになっています。
極楽にはまだ早いの評価や口コミを調査
発売から10日が経過した2025年12月25日時点で、Amazonレビュー数が130を突破しており、しかも星5が96%、星4が4%と世間的にも高い評価を得ています。
SNSを巡回していても「この題材でサラッと読めて後味もくどくないのが凄い」「意外にも感情豊かな主人公」「やはりハルタの漫画か」など、概ね私の感想と同意見が溢れていました。
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