この記事では2023年に映画&アニメ化された大人気青春恋愛漫画『君は放課後インソムニア14巻』のネタバレ注意な見どころを紹介します。
13巻ではガンタが不眠症を抱えるきっかけとなった出来事が明かされました。
その続きとなる君は放課後インソムニア14巻では、一緒に大学受験を迎えるために入院して手術を受けるイサキや、ひとりで悩みを抱え続けるガンタの複雑な胸中が描かれます。
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君は放課後インソムニア14巻のあらすじ
【ネタバレ注意】君は放課後インソムニア14巻を読んだ感想
いやー、ついに完結ですか……。
もちろんね、わかってはいましたよ。
恋愛漫画に限らず、学生が主人公の作品って進学後はスキップされるので、受験の話になってきた頃くらいから、そろそろ近いなって予感していました。
大学への進学はほぼ100%遠距離恋愛確定。
描かないほうが丸く収まるんですよね。
会えない時間が愛を育てるとはよくいったものです。
試練を乗り越えれたら愛は深まるけれど、ダメージがデカすぎて大抵のカップルは散っていきます。
意外と大学生が主人公のラブコメって無いんですよね。
高校生>社会人>大学生の順番な印象があります。
しかもラブコメよりも、リアルな恋愛色が強くなるイメージがあるから、難しいんでしょうね。
そんな話はさておき、君ソム14巻ですよ。
イサキの手術は無事に成功。
そういう展開になるんだったら、もっと前の段階があるでしょうし、そこに関してはあんまり心配していませんでした。
ただ、問題だったのはまさかのガンタのほう。
不眠の理由が親の離婚、母親の去り方がトラウマになっていると明かされたのは直近でした。
自分の行動と選択が周囲を不幸にするんじゃないかという不安。
術後のイサキの写真を見て可哀想だと思ってしまった己への自己嫌悪が加速していきます。
そんなわけないじゃんって一蹴するのは簡単。
でも、不安や焦燥ってそう簡単に拭えるもんじゃないんですよね。
自分はけっこう頭で延々と考えてしまうタイプなので、ガンタの心理状態は理解できてしまいます。
イサキに何も言えないまま過ぎていく日々。
そんななか、先生がかけた言葉があまりにも凄すぎる。
ガンタに荷物運びをさせて、忘れものをしたからそのまま待っててくれと言うんです。
ガンタは一度承諾するものの、先生の口からでたのは2時間、いや1日とまさかのものでした。
いっときの重さは問題ではなく、重要なのは時間。
「おろしてもいいんだよ、荷物」
と、ガンタの肩に優しく手を置く先生の言葉と表情はなによりも印象的でした。
頑張れではなく、頑張らなくていい。
この場面でネガティブ方向の言葉をかけれる先生がマジ女神。
そこからの展開は言うまでもなく感無量でした。
10年後も曲と中見呼びなのはどうなん?
とは思いましたけど、二人が一緒にいる様子が描かれるだけ、ハッピーエンドですかね。
いやー、終わってしまいましたなー。
君は放課後インソムニアも素晴らしい漫画でした。
アニメ化も映画化もされて、オジロマコト先生の漫画の素晴らしさが一般層にまで認識されて、いちファンとしてなによりも嬉しかったです。
次回作も楽しみに待っていたいと思います。