【果ての星通信】ロシア人の青年が宇宙で星の管理をすることになるSF漫画

地球上にもまだまだ、ジャングルや深海から新種の生物がたくさん見つかっているわけで、未探索の宇宙に生命体がいたって不思議ではないと思います。

さて、今回紹介する果ての星通信しょうつうしんは、ロシア人の青年が恋人との世界旅行を目前に宇宙へと連れ去られて、星の管理という特別な任務を10年間こなさないといけなくなるSF漫画。

10年後に帰還できるからこそ恋人への想いとか、空白期間の重みとか割り切れない反面、宇宙人との交流などロマン溢れる未知との遭遇もあって、複雑な心情が魅力的に描かれています。

果ての星通信1巻のあらすじ

果ての星通信を読んだ感想と内容紹介

作者・メノタが描いた漫画

魅力①.10年後に帰還できるという絶妙な設定

今日のこれ読んで寝ろ漫画紹介は果ての星通信！

異世界転生漫画を読んでると、現状を受け入れるの早すぎるだろって萎えるポイントがあるんですけど、果ての星通信を読んでからちょっと考え方が変わったんですよね。

元の世界に帰れる可能性が少しでもあるのか。
それとも、不可能って断言されるのか。
これって帰れる可能性がある方が、精神的には意外とキツいんじゃないかってことですよ。

帰れない方が怒りの最大火力は高いけど、結局は時間が解決しちゃうことですし、悩むことは減ると思うんですけど、10年後に帰れますは……ねぇ？

元の世界では行方不明状態で、周囲の人間は死んだものと思っていて、恋人はもう他人と結婚しているかもしれないし、両親も元気かどうか分からない。

人間関係がリセットされている状態から生活を始めなければならないってなると、10年後の自分に帰りたいって気持ちが残っている保証が無いですよね。

そういう絶妙な設定と濃密な心理描写が、果ての星通信では魅力的に描かれていくんですよ。

魅力②.星を管理するロマン溢れる仕事が描かれる

無理やり宇宙に連れてこられた怒りと絶望。
普通だったら体験できない宇宙人との交流。
帰還できる保証が無くなるようなトラブル。
そして、ロマン溢れる仕事の数々…。

恋人と旅行する直前に宇宙に連れてこられたロシア人の青年・マルコは、宇宙の運行を担う組織・果ての管理者として働くことになります。

新しい星を育てて、宇宙に放流したり。
遭難した宇宙船の修理や医療行為。
困っている人達の相談に乗ったり。
仕事内容は多岐にわたります。

星が変わられば生活環境や文化、食事や常識も変わります。

そういった違いが絡む内容も豊富で、ほのぼの系かと思いきや、読み応えのある漫画で驚きましたし、ときに星や命の終わりを感じるエピソードも描かれていて、感情を揺さぶられました。

メノタは無事に恋人と再会できるのか。
宇宙で過ごす10年間で何を得るのか。

SF漫画が好きな人はもちろんのこと、ロマンやノスタルジックを感じる漫画を探いているあなたに超おすすめなので、興味があるならぜひ読んでみてください。

【最新刊】果ての星通信5巻の発売日【完結】

果ての星通信を試し読みする方法

果ての星通信は主婦と生活社が運営しているコミックPASH！で第4話まで無料で読めますよ！

最後にこれを読んだことがあるなら相性がいいよ！って漫画を紹介したいと思います。