この記事では2022年7月よりアニメ化された大人気吸血鬼漫画『よふかしのうた16巻』のネタバレ注意な見どころを紹介します。
15巻では修学旅行先の北海道で七草ハルと縁のある吸血鬼・ハルカが登場し、コウとマヒルのまさかすぎる笑劇の再会が描かれました。
その続きとなるよふかしのうた16巻では、星見キクとコウ、それから探偵さんこと目代キョウコがついに邂逅、ナズナはマヒルに恋バナしようと話しかけ、それぞれの胸中が語られます。
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よふかしのうた16巻のあらすじ
因縁、星見キク、ついに邂逅の時__
キクとマヒルの旅は、いよいよ終着点へ。
二人の目的地が判明したコウたちもあとを追おうとするが…事態は予想外の方向へ動き始める。
「やっと…会えたな 星見キク」
コウとマヒルの仲直り、そしてアンコとキクの因縁に決着をつけるため、それぞれの長い夜がはじまる!
【ネタバレ注意】よふかしのうた16巻を読んだ感想

よふかしのうた16巻の表紙、ちょっと最高すぎやしませんかね。
色合いも、質感も、星見キクの内に秘めた怖さを演出している感じが凄くいいんですよね。
ここにきて、一番良い表紙かもしれません。
恋を渇望する魔性の女・星見キク。
そして、そんな彼女の願いを叶えようとしているマヒル。
コウと探偵さんは星見キク、ナズナはマヒルと対面。
二人の心情に迫る恋バナが印象的な1冊となっています。
星見キクの本音に困惑し翻弄されるコウが描かれる
よふかしのうた16巻は、コウとマヒルの激やば鬼ごっこの裏で、マヒルが自分の思い出が詰まっているスマホを処分していないことが、星見キクにバレるところから物語が大きく動きます。
恋を確信したその刹那。
自分に嘘をついた事実が星見キクの心を惑わす……。
マヒルのスマホからコウを呼び出し、その口から飛び出したのは、マヒルが自分を好きでは無いんじゃないか?というまさかの弱音でした。
誰に何を聞いてんねん!っていうのと、純粋な恐怖。
恋人のためなら友達を捨てられるよね。
究極の愛とは自己犠牲だよね。
何も持っていない自分が、捨てられるのは自分の命だと平然と答える星見キクがめっちゃ怖い!!
でも、この本音をさらけ出す姿にコウは騙されちゃうんですよね。
いや、騙されるという表現はちょっと違うかも。
コウの目には星見キクがただ恋にまっすぐな一人の女性に見えてしまいました。
人間としてマヒルと向き合いたいと思っていたからこそ、コウは半吸血鬼化する手段を自らさらけだし、中学生らしくまっすぐに星見キクと話をしようとしてしまうんです。
その結果は言わずもがな。
星見キクに〇されかけたところを、ハルカ・アザミ・ススキの三人に助けられます。
復讐心とは何なのかという表現の凄さを感じる
探偵さんこと目代キョウコと星見キクがついに邂逅。
復讐心とは何かを印象付ける凄い一幕でした。
10年間追いかけてきた存在が目の前にいて、殺意が湧かないわけが無い。
ただムシャクシャしているという自己分析も。
何をもって満足なんだろうなって達観した表情も。
なんで私の父じゃ駄目だったんだという衝動的に発せられた言葉も……。
激烈だけど虚しい復讐心をよく表現しています。
探偵さんの恨みを全てを受け入れ、何かを告げる星見キクのさよならという去り際。
彼女はどんな恋の終着点を思い描いているんですかね。
マヒルは星見キクの願いを叶えようとしています。
それすなわち、好きな女性を殺すということ。
死別を覚悟しているというから驚きです。
こういう展開って直接対決後、もしくは戦闘中にどういう考えで行動しているのかって語られるのが普通なんですけど、よふかしのうたではまさかの事前に描かれました。
各キャラの心情を深堀してからの最終局面。
どのような会話、そして決断が下されるのか……。
先が読めない手に汗握る展開になってきましたね!
よふかしのうた17巻の発売日
- Qよふかしのうた17巻の発売日はいつですか?
- A
2023年7月18日発売予定です。