もちろん、例外もあるし、LGBTQの話は別として。
相手が男性であると認識している状態で、女の子かと思った!とか、女性だと思っていたけど実は男性だった!みたいなパターンはあると思います。
でもよく考えてみたら、女性を男性だと認識したことって経験上無いんですよね。
これって自分が男性だからなのか、それとも女性は逆の現象が起こるのかはとても気になります。
さて、今回紹介する気になってる人が男じゃなかったは、CDショップで見かけたミステリアスなお兄さんが、実は同級生の女の子でという勘違いから始まる微百合漫画です。
恋愛感情から推しや友情への気持ちや関係性の変化がポップに描かれているだけでなく、女子高生にしては渋い洋楽趣味や、カッコいいヒロインにテンションが上がる漫画でした。
気になってる人が男じゃなかったのあらすじ
【ネタバレ注意】気になってる人が男じゃなかったを読んだ感想
表題の設定に多少無理があるように感じる
これについては、先述した通りで、この漫画を面白いと、魅力的だと感じるかは、あなた自身がどれだけフィクションを受け入れられるか次第だと思います。
ラブコメとか異世界転生にツッコミたくなる気質の人には、あまりおすすめしません。
世の中には中性的な顔立ちの人が少なからず存在します。
でも、それは男性だけど可愛らしい的な意味合いで使用されることのほうが多く、女性だとボーイッシュと表現されることのほうが多い印象を受けます。
しかも、ボーイッシュだからといって、男性に間違えるかと言われれば、そんなことありません。
遠目で見たときに男女の判別が出来ない可能性はもちろんあります。
でも、対面で会話したら、骨格・髪質・肌感・声色・話し方・雰囲気などで、まぁ分かりますよね。
ヒロインに男だと誤認識させる表現が、黒マスクとパーカーのフードやニット帽で髪を隠すだけだと正直ちょっと弱いなと感じました。
ライムグリーンの背景が超オシャレなフルカラー漫画
とはいえ、事実は小説より奇なりと言いますし。
気になる程度で終わる話ではあります。
それ以上に全ページフルカラー!
しかもライムグリーンの背景!
ポップでオシャレで、読んでいてテンションが上がりました。
フルカラー漫画の色味ってあんまり好きじゃないんですけど、白黒+ライムグリーンの三色構成が音楽趣味を絡めた物語にマッチしていて凄くよかった。
漫画を読んで「うわっ、オシャレな漫画!」って思うことなかなかありませんよ。
恋愛感情から始まり友情へと着地する斬新な物語
音楽鑑賞が趣味の女の子が、行きつけのCDショップの店員さんに恋をした。
気になっているが正しい表現ではあるんですけど、恋愛感情から物語が始まるわけですよ。
他人もしくは友達から関係性が始まって、好感度を積み重ねた先に恋愛があるのが普通のところ、この漫画は好感度MAXの状態で物語が描かれるんです。
でも、タイトルにある通り、なんやかんやあって、男じゃなかったんだって気づいてしまいます。
自分は勘違いフェーズが長く続くラブコメっぽい漫画だと想像していたので、初期段階でタイトル回収されたのは驚きました。
そうなると今度は、恋愛感情をどこに持っていくのかって問題が出てくるじゃないですか?
それを音楽という共通の趣味が、友情もしくは推しへと上手く変換しているんです。
JKが聞くような流行のJPOPやKPOPではなくて、ガチガチの洋楽。
Spotyfiで公開されている公式プレイリストには、レッチリやニルヴァーナ、エアロスミスなどが含まれていて、10代女子でこの音楽の話ができたらそりゃあ仲良くなりますよね。
友達になる流れや会話自体は青春ラブコメ感があって、大人が読むにはけっこう気恥ずかしい描写も多いんですけど、それ以上にビジュアルがよすぎて最高でした。
読んでいる最中に色々と思うことはあっても、読後に残るのは結局そこなんですよね。
眼鏡かけてる姿も、ダウナーな雰囲気もたまりませんわ。
百合漫画が好きなあなたにおすすめなので、興味があるならぜひ読んでみてください。」
【最新刊】気になってる人が男じゃなかった2巻の発売日
- Q気になってる人が男じゃなかった2巻の発売日はいつですか?
- A
2023年10月以降になると思いますが、詳細が分かり次第追記します。