この記事では2017年にアニメ化され、累計220万部を突破したハイスクール亜人コメディ『亜人ちゃんは語りたい9巻』のネタバレ注意な見どころを紹介します。
8巻では恋愛ルートが確定したり、町京子の両親が登場しました。
その続きとなる亜人ちゃんは語りたい9巻では、小鳥遊姉妹の過去や、教師としての役割についてしんみりと話す高橋先生の姿が印象的なエピソードが描かれています。
亜人ちゃんは語りたい9巻のあらすじ
ネタバレ注意!亜人ちゃんは語りたい9巻を読んだ感想
年中元気で明るい人=悩みが無いって図式が成り立っているのはおかしな話。
そんな単純な人間ほとんどいないってことにそろそろ気づかないといけません。
自分が知らないだけで、世の中にはいろんな病気や障害がありますし、表面的な言動をみて相手はこうだって決めつけるのは本当によくない。
漫画を読む最大のメリットは、自分はどうなのかって客観的に見るきっかけを与えてくれることだと思っています。
亜人ちゃんは語りたい9巻はまさにそういう、他人との違いをあらためて考えさせられる、ちょっとしんみりするようなエピソードが描かれていました。
いつも元気に振舞っている小鳥遊ひかりが、ヴァンパイアとして強く生きるきっかけとなった過去。
幼い頃は、双子の妹・ひまりよりも実は大人しい性格だったと明かされています。
ヴァンパイアの性質を深く理解する前に起きてしまった出来事をきっかけに、ひかりはひまりのことを深く信頼するようになるんですけど……。
そのときのひまりが超カッコイイ。
昨今、うかつな言動で炎上することが多いですけど、歪んた正義心や行き過ぎた批判も多く見え受けられます。
自分は正しいと思い込んでいる人間の恐ろしさ。
他人との違いからくる不安を完全に克服するのは難しいんだなってあらためて考えさせられました。
亜人ちゃんは語りたい9巻の後半では、高橋先生が「極端に言えば頼られなくなるのが教師の仕事…」と話しているんですけど、その姿が凄く印象的でした。
当たり前のことですけど、学校を卒業してしまえば先生と会う事なんて、ほぼありません。
漫画だと卒業後も関係性が続くって勝手に信じていますけど、そうじゃない可能性のほうが大きいんですよね。
亜人という存在を扱っていながら、考え方は超現実的で、やはりこの漫画は凄いなって思いました。
亜人ちゃんは語りたい10巻の発売日
亜人ちゃんは語りたい10巻は2021年11月18日に発売予定です。