超他人事だからメンヘラ・ヤンデレ系ヒロインは、超可愛い女の子の愛が重いだけってメリットの部分しか享受してこなかったんだけど、いざ自分のこととして考えたときにめっちゃ怖いですよね。
さて、今回紹介するのあ先輩はどもだちは、ひょんなことをきっかけに情緒不安定すぎるメンヘラな先輩と友達になってしまい、振り回され続ける主人公を応援したくなる一種のホラーコメディ漫画。
こんなにあからさまにヒロインが刺激強めなラブコメですよって顔しているのに、自分が主人公だったらどうするかを自問自答させられて精神修行している気分に陥る、ある意味凄い漫画でした。
のあ先輩はどもだちのあらすじ
【ネタバレ注意】のあ先輩はどもだちを読んだ感想と内容紹介
作者・あきやまえんまが描いた漫画
ラブコメの顔をしたヒトコワ系ホラー漫画
今日のこれ読んで寝ろ漫画紹介はのあ先輩はともだち!
前情報無しに読んだ後の自分は「えぇ、コワぁ……」って形容しがたい言葉が口からもれました。
いやだって、こういう友達を自称するタイプの漫画って、なんだかんだずーっとラブコメしているし、早く恋人になれよって思いながら甘ったるい雰囲気を楽しむやつじゃん。
もしくは、ヒロインの刺激強めな肌色描写をニヤニヤドキドキしながら、主人公そこ変われ!ってうらやまけしからん展開を楽しむやつじゃん。
ラブコメ漫画を読んで、主人公に対して「早く逃げて!」って思ったのは初めてかもしれません。
情緒不安定で自己中心的で束縛強いのトリプルコンボ。
主人公を平熱さとり系男子の設定にして怖いって感想になるんだから、あらすじに書いてあるオフィス”ともだち”コメディから、その先はちょっと想像つきません。
恋人にやったら嫌われるよってことを、平然と友達にしてくるのあ先輩が恐ろしすぎる。
死にたいとか、ごめんねとかネガティブワードの連発。
すぐに泣く。
ただの友達の交友関係を縛ろうとしてくる。
仕事以外の時間は全部自分と共有してほしいと思っている節がある。
友達って恋人の隠語だっけってくらい距離感がバグってます。
たぶん、恋愛にトラウマを抱えている人が読んだらフラッシュバックすると思うんで、気をつけてください。
とはいえこれは、のあ先輩の寂しがり屋な性格と、身近にいる友達が会社の後輩である主人公だけっていう相乗効果によるものだから、もしも友達が他にもいたら、束縛彼女みたいな関係性は解消されるのか?
って思わされるのは、のあ先輩がスタイル抜群の美人がゆえの希望的観測なんだろうか……。
試されている感覚のしんどさVS怖いもの見たさの魅力
なにがヤバイってのあ先輩は仕事が出来るし、この内面を知っているのは一部の人間だけってところで、なんかあったときに誰も主人公の味方をしてくれなさそうな感じも怖い。
恋愛欲が薄い主人公だから友情が成り立っているだけで、一般男性がこんなに食事通りこして家に誘われたりしたら普通は勘違いしますし、これで好きになったらこれまでのクズ彼氏と同じカテゴリになるのもしんどい。
しかも、これで処〇設定なのが一番バグってる。
ガードが鬼強いのは正しい倫理観だと思いますが……。
今までに5人彼氏がいて誰ともヤッてないのはどういうことだってばよ!?
その愛されたい症候群で、相手が善人を装っている期間に愛し合うのを拒否しているは、のあ先輩の鬼のようなムチの連続に対して飴を一切与えていないようなもので、さすがに恋愛観を疑います。
セ〇クスが恋愛の中心になるのが不健全なのは同意ですけど、端にも置いてくれないのはそれはそれで不健全。
甲冑を身に纏った人間が、土足で部屋を踏み荒らして、ベッドの上で飛び跳ねている図が頭に浮かびました。
こういう漫画って主人公とヒロインがカップルになるハッピーエンドを期待して、その過程を楽しむのが普通なんですけど、この漫画に関してはのあ先輩が逃げるバッドエンドが容易に想像できてツラいんですよ。
のあ先輩が現実にいたら、友達の恋愛には死ぬほど口出すけど、自分はしれっと彼氏をつくっているタイプで、もしもそんな展開が描かれたら、NTRでもBSSとは違う脳破壊されますよ
のあ先輩はダメ人間ではあるけど、クズではないのがまたリアリティがあるんですよ。
もし主人公の立場だったら自分はどうするかをめちゃくちゃ想像させられて、なかなかエグみのある漫画でした。
ラブコメ漫画が好きなあなたにはもちろん、尖っている漫画を探しているあなたに超おすすめなので興味があるならぜひ読んでみてください!
【最新刊】のあ先輩はどもだち4巻の発売日
- Qのあ先輩はどもだち4巻の発売日はいつですか?
- A
2024年9月19日発売です。
【無料】のあ先輩はどもだちを試し読みする方法
のあ先輩はどもだちは集英社が運営しているヤンジャン!で第3話まで無料で読めますよ!
最後にこれを読んだことがあるなら相性がいいよ!って漫画をいくつか紹介したいと思います。