入れ替わりといえば「もしかして私たち入れ替わってる~」というセリフでおなじみ『君の名は。』が一番有名で、この設定では絶対王者として地位を確立したと思います。
でも、2003年公開のあたしンちの映画ではすでに母娘が入れ替わっているし、調べてみると色々な作品で使用されているようで、けっこう古典的なネタなんですよね。
さて、今回紹介するJ⇔Mは、自称ハードボイルドな殺し屋と内気な女子小学生の入れ替わりから始まるコメディ漫画で、これがめちゃくちゃ面白かった。
普通は大人の裏社会に適応していく少女視点や重い展開を想像すると思うんですけど、まさかの小学生に苦戦するおっさん視点が描かれていて、めちゃくちゃ笑える漫画でした。
J⇔Mのあらすじ
【ネタバレ注意】J⇔Mを読んだ感想
著者・大武政夫が描いた漫画
ハードボイルドな風貌で中身は女子小学生の絵面が面白すぎる
殺し屋と女子小学生の入れ替わりね。
さすがにこれはクッソ重い展開不可避だろうな。
図らずも師弟関係になってしまう感動系。
大武政夫先生も人間ドラマを描くのか……。
とか思っていた自分もいました。
はい、ひなまつりに続いて今回もコメディです。
めっちゃ面白かったです。
いや、まさかこんないかにもハードボイルドで硬派なおっさん主人公が女子小学生以下の知能とは思いませんよ。
元々孤児でロクに勉強してこなかったとはいえね。
小学生に言いくるめられるのは面白すぎます。
自分の身体に依頼をこなさせるのか。
それとも小学生の身体で依頼をこなすのか。
ジェイが選んだのは後者。
恵のおかげというか、恵のせいで悪人を成敗する殺し屋となったジェイが、自転車でしゃかしゃかと現場をはしごする絵面がめっちゃいいんですよね。
女子小学生からのナチュラル煽り。
見事に釣られるおっさん。
絵面のひどさも相まってめっちゃ面白いんです!
女子小学生優位で展開される入れ替わり漫画
ジェイは一刻も早く自分の身体に戻りたいけど、恵はそれを拒否。
その理由は教育ママの存在と、孤独な学校生活。
ハーフである恵は学校でガイジン扱い。
家に帰れば学歴厨の母親がいる地獄。
有名私立中学に入れなければゴブリン。
時間通りに動けない人間はカス。
そんな貼り紙が自分の部屋にある生活。
息苦しいどころじゃないですよね。
恵がジェイの身体から戻りたくない理由も納得です。
とはいえジェイにとっては身体を人質に取られているようなもので、しかも身体能力も知能も負けていて、機嫌をうかがわないといけない状況。
この表紙で、この雰囲気で、この展開。
こんなん予想できませんって。
キャラが増えても、シリアスな展開になっても笑わせてくれるんでしょって安心感。
ギャグ・コメディ漫画が好きな人はもちろん、面白い漫画を探しているあなたに超おすすめなので、興味があるならぜひ読んでみてください!
【最新刊】J⇔M3巻の発売日
- QJ⇔M3巻の発売日はいつですか?
- A
2024年7月12日発売です。
【無料】J⇔Mを試し読みする方法
まずはじめにJ⇔Mに関する基本情報や、こういう作品が好きなら相性がいいよ!って漫画をいくつか紹介したいと思います。
J⇔MはKADOKAWAが運営しているComicWalkerで第1話まで無料で読めますよ!