【この復讐にギャルはいらない】陽キャの距離感に戸惑う陰キャ殺し屋が描かれる疑心暗鬼ラブコメ漫画

客観的に考えて、一番魅力的なヒロインはヲタクに優しいギャルだと思うんですよ。

クールなヒロインは可愛さを兼ね備えています。
いわゆるギャップ萌えというやつ。
でも、可愛いヒロインを、カッコイイと誉めることってめったにありませんよね。

同年代の女子と比べて大人っぽい魅力を持っているギャル。
そんな女性が優しさを兼ね備えていたら、どんな男だって勘違いするに決まっています。

さて、今回紹介するこの復讐にギャルはいらないは、ファミリーに殺し屋として育てられた悲しき過去を持つ男子高校生が陽キャギャルに惑わされるラブコメ漫画。

主人公の過去があれなだけに、刺客ではないかと疑心暗鬼になる姿にニヤニヤできますし、読者の不安を掻き立てる設定が良い味をだしているラブコメ漫画でした。

この復讐にギャルはいらないのあらすじ

【ネタバレ注意】この復讐にギャルはいらないを読んだ感想

著者・まの瀬の漫画

ギャルがヒロインであるデメリットを感じない漫画

漫画やアニメと現実で異性の好みは違います。
その最たる例は、ロリ・ショタでしょうか。

守備範囲外とはいえ二次元のキャラは、あら可愛いとなりますけど、現実でそこら辺にいる子供を見てもなんとも思いませんからね。

というか、そうなったら社会的にヤバい。

個人的にギャルもその感覚。
二次元で最強の属性のひとつですけど、芸能人と同じくらい、住んでいる世界が違います。

ヲタクに優しいギャルなんて現実にいません。
夢を見させてくれる、フィクションはなんと素晴らしいんでしょうか。

でもね、ギャル系ヒロインが苦手な人の気持ちもちょっとわかるんですよ。

学生の頃は全く気にならなかった若者言葉や言葉遣い。
それが年齢を重ねるにつれて気になるようになってきました。

ヒロインの容姿は好みなんです。
でも、脳内再生される音声が苦手ってパターンがマジで多い。

ですから、この復讐にギャルはいらないを初めて読んだときに、スッと言葉が入ってくる感じにまず驚かされました。

マジとか、ウケるとか、一人称があーしとか。
ギャルなのでもちろん口調は軽い。
でも、会話のテンポ感がめちゃくちゃ良いから気になりません。

主人公とヒロインの、1対1の会話が物語の主軸になっているのも魅力。

ギャル属性のラブコメって、ヒロインは超魅力的なんだけど、群れになるとウザくなりませんか？

それを感じないってだけで、個人的には評価高いです。

ラブコメ漫画って基本的に、ヒロインの見た目とか設定が好きじゃないとおすすめできません。

でも、この復讐にギャルはいらないは、読む人を選ばない希少な漫画だと思いました。

ギャグセンスが高くてちゃんと面白いラブコメ漫画

背中に何て書いたか分かった？で、梵字のキリークと答える描写がめっちゃツボ。

他にもキャラ弁で首から下が房総半島の犬をつくったり、合唱コンクールでDAPUMPのifをうたってたり、コメディ要素がちゃんと面白くて好きなんですよね。

両親を〇され、殺し屋として育てられた主人公。

ファミリーを裏切り、地味な男子高校生として生活してきた彼は、クラスメイトのギャルを助けたことをきっかけに、グッと距離を詰められて仲良くなってしまう。

ただ、彼の過去がそう簡単に人を信じさせません。
ひょっとして彼女は刺客なんじゃないか。
疑心暗鬼になりながら、本能に逆らえない男子高校生の悩ましい姿にニヤニヤが止まりません。

表紙を見て貰えば分かるように、ギャル属性の漫画では珍しく低刺激。

男女共に読んで楽しめる漫画なので、興味があるならぜひ読んでみてください。

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