物語の面白さも大切だけど、名の知れた漫画家の多くは、やはり自分の絵柄を持っていますよね。
一目見て誰が描いているのか分かるってのは強力な武器で、表紙買いさせる魅力に直結しています。
さて、今回紹介する金剛寺さんは面倒臭いは、地獄と繋がっている世界で暮らす主人公が、柔道部の堅物女子のヒロインに恋をする恋物語に、無関係な人たちのエピソードが繋げて描かれる、唯一無二の世界観が魅力の漫画。
一回読めばその内容も絵柄も作者の名前も忘れられないくらい、脳内再生されるナレーション、コマ割りや展開など、なにもかもが独特で最高のラブコメ漫画でした!
金剛寺さんは面倒臭いのあらすじ
【ネタバレ注意】金剛寺さんは面倒臭いを読んだ感想と内容紹介
作者・とよ田みのるが描いた漫画
金剛寺さんは面倒臭いの作者・とよ田みのるさんは、ラブロマやFLIP-FLAP、友達100人できるかなを描いていおり、2024年現在はこれ描いて死ねを連載中です。
脳内に響き渡るナレーションの圧力が笑える漫画
今日のこれ読んで寝ろ漫画紹介は金剛寺さんは面倒臭い!
このマンガがすごい2019オトコ編で第2位にランクインした漫画なんですけど、あらすじの時点で察せるように、1ページ目から圧が凄くて、思わず笑っちゃいましたよ。
セリフや絵柄、キャラクターの個性が全力で飛んでくる。
漫画に対してうるさいと思ったのは初めてかもしれません。
金剛寺さんは面倒臭いのナレーションはかなり尖っていて、脳内再生が余裕なほどクセが強いんだけど、読んでいるうちに慣れてきて、それがじわじわと面白さに変わってきます。
ヒロインの金剛寺さんは自他ともに認める面倒臭い女性で、柔道部に所属しIH出場個人2位という成績を収めながら、全国模試でも64位に入る、まさに文武両道を体現している存在。
そんな彼女に告白した男子・樺山君は、額に立派な二本の角を生やした鬼!
この漫画は地獄と繋がっているにもかかわらず「だがこれは本編とは大きく関わりのない物語であるッ!!」と説明を後回しにしており、どこから話が広がるのか全く予想がつきません。
『散歩中のオデンが笑った!!通常の犬の表情筋からは考えられぬほど豊かな笑いだった!!』
『階段の下の親子の初めてのキャッチボール成功の瞬間だったッ!!』
時間軸も世界線も、あっちにいったり、こっちにいったり。
金剛寺さんと樺山くんの恋愛を主軸に、そこから無関係に思えるような人との繋がりが枝分かれしていて、最後には一本の木のように美しい漫画として完成する。
読後にあなたは凄い漫画だったと感嘆すること間違いないでしょう。
金剛寺さんのギャップにやられるラブコメ漫画
まぁ、これに関しては言わずもがな。
ラブコメ漫画の風紀委員キャラは鉄板ですよね。
恋愛イメージの無いキャラが恋心を自覚したり、振り回されたりする様子はとても可愛いですよね。
全7巻に凝縮されている濃密な物語が最高で、何回読んでも味がする漫画だと思います。
ラブコメ漫画が好きなあなたにはもちろん、独特な世界観の漫画が好きなあなたに超おすすめなので、興味があるならぜひ読んでみてください!
【最新刊】金剛寺さんは面倒臭い7巻の発売日【完結】
- Q金剛寺さんは面倒臭い7巻の発売日はいつですか?
- A
2020年9月11日発売です。
【無料】金剛寺さんは面倒臭いを試し読みする方法
金剛寺さんは面倒臭いは小学館が運営しているゲッサンWEBで第1話まで無料で読めますよ!
最後にこれを読んだことがあるなら相性がいいよ!って漫画をいくつか紹介したいと思います。