この記事では魔境になった旧日本で機密文書を探索するSFサバイバル漫画『虎鶫3巻』のネタバレ注意な見どころを紹介します。
2巻では新たな怪物に襲われる緊迫した戦いが描かれたり、レオーネ達の目的地が決まりました。
その続きとなる虎鶫3巻では、服を着た何かを従えるボス猿が言葉をしゃべれることが明らかになったり、人間なのかも不明な謎の商人が登場します。
虎鶫3巻のあらすじ
はるか未来──。
人の住まぬ魔境となった旧日本。
無実の死刑囚・レオーネは、同士ドゥドゥとともに機密文書「TORATSUGUMI」に記された秘密兵器を探す旅を続ける。
彼らの次なる目的地は佐渡。
その名をつぐみは知っていた。
記憶を掘り起こさんとする彼女に新たなる危機が迫りくる。
ネタバレ注意!虎鶫3巻を読んだ感想

©ippatu/講談社
レオーネとドゥドゥの目的地は佐渡。
とらを従えるつぐみがいれば心強いが、どうやら彼女には、本人も知りえない過去があるらしい。
記憶の奥底に眠るトラウマ。
スポーツにおけるイップスのように、精神的な不安はそう簡単に克服できるものではありません。
しかも、本人が原因を忘れているとなると、なおさら大変。
心ここにあらずな状態のつぐみは、自分よりも格下と思われる『とびざる』に襲われ、トラウマが呼び起こされるのか、身動きが取れなくなってしまいました。
そんな彼女を助けたのが、服を着た何かを従えるボス猿。
つぐみは彼女のことを“さたけ”と呼んでいて、なんと言葉を話せることが明らかになります。
意思疎通がはかれると分かると、得体のしれない獣ではなくなり、恐怖心がやわらぐから不思議。
さたけは怯えているつぐみに対して「――お前が行かないならワタシが進む」と話しますが……。
これは宣戦布告なのか、佐渡に何かあるのか。
レオーネに対して何を思うのか。
彼女の意思が物語を面白くしそうですね。
虎鶫3巻の後半には、人型ではありますが、正体不明の商人が登場します。
つぐみもさたけも、獣人ですけど、身に着けている仮面や衣服の下がどうなっているのか。
レオーネをみて人間を『はじめて生で見ました』と言っていますが、自身はカウントに入っているのかいないのか……。
失われた文明の遺物への興味は強く、レオーネのことを久しぶりのお客さんと呼んでいているあたり過去にも商人の真似事をしたことがあると推測できます。
野生の生き物が縄張り争いをしているように。
同様なことが繰り広げられていそうですね。
情報の積み重ねも楽しいですけど、そろそろ大怪獣バトルも見てみたいところです。
虎鶫4巻の発売日
虎鶫4巻は2022年2月4日に発売予定です。
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