2019年4月からアニメ化される漫画

「独特な世界観」『ムヒョロジ』西義弘の新作は移動温泉ファンタジー‼『エルフ湯つからば1巻』

エルフ湯つからば1巻画像
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週刊少年ジャンプで連載し、多くの子供にトラウマを与えた作品に『ムヒョとロージーの魔法律相談所』がある。この作品は20代以降の男性なら知っている人も多いだろうが、作者の西義弘さんが描く化物は独特で、とにかく不気味なのだ。

そして2018年、アニメ化ならびに少年ジャンプ+での連載として『ムヒョとロージーの魔法律相談所』が帰ってきた。だが、それだけではない。モーニング・ツーで不定期連載している『エルフ湯つからば1巻』が2018年8月3日に発売されたのだ。

子どものときには恐怖だった絵柄も今となっては好みに変わり、ファンとしてはかなり嬉しい一年だ。

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1巻のあらすじ

エルフ湯つからばネタバレ画像

copyright/西義之・講談社

冒険には頼もしい仲間や強力な武器も必要だが、傷ついたときの癒しも重要である。

浸かればどんな疲れも洗い流してくれる幻の移動温泉「エルフ湯」。

たった一人で率いる番頭・ユフは、懸命に冒険者の癒しのために風呂を入れてくれるという……。

異世界を舞台に繰り広げられる、まったく新しい冒険物語、開幕!



ユフは身体を癒すだけではなく、心の汚れを断ち切る!

冒険者たちの旅は疲労と汚れの戦いである。

モンスターの返り血、数日に及ぶ強行軍……と『エルフ湯つからば』は他のファンタジー作品では描かれないが、確かにと思うような視点から話が始まる。

三日も過ぎれば湯につかりたいと、そしてできるなら“幻のエルフ湯”にと……。このエルフ湯を率いている番頭ユフが本作の主人公であり、アイドル的な存在となっているのだ。

 

「湯~、お湯~、お湯はいらんかね~」とチャルメラ、もしくは石焼き芋の移動販売みたくラッパを鳴らすユフ。冒険者なら誰しもが浸かってみたい幻の移動風呂屋。1分浸かれば体力全快、5分浸かれば夢の世界そしてなによりもユフが可愛いと、その人気はファンクラブができてしまうほど絶大だ。幻とはいったい、いや幻だからこその人気かもしれないが確かにユフはめちゃくちゃ可愛い。

 

ユフは冒険者の状態によって湯の効能を決める。「疲労にはミモザとシナモン、怪我にはドクダミと霊虫の羽」と現存する植物から、オリジナルのものまで細かいデザインは厨二心をくすぐる。このあたりは化物の絵柄と同じで見ていて楽しい。独特な世界観はこの作品にも受け継がれている。

 

この作品は冒険者が気持ちよさそうに温泉に浸かっているだけではない。温泉に仕組みがあるのか、心の奥底が具現化し、ユフには化物の姿が見えている。「歳歳、限界だよ」「我慢我慢我慢」「男は男、女は女」と人によって抱えているモノは違う。それをユフは退治し、癒すのだ。そしてもちろんユフも何かの秘密を抱えていて、1巻の最後数ページでグッとこの世界観に惹き込まれる。

『エルフ湯つからば』は日常系の作品ではなく、ファンタジーなのだ。

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