この記事では新章の連載再開&アニメ化が発表されたムヒョロジの作者・西義弘さんが描く異世界ファンタジー『エルフ湯つからば』の感想や魅力を紹介します!
子供の頃に読んでいたムヒョロジの幽霊の絵柄はトラウマ級に怖かったのを覚えている。
エルフ湯つからばは幻のエルフ湯と呼ばれる、移動温泉という異世界の職業を描いたファンタジーとなっているのだが、あの独特な絵柄はもちろんこの漫画でも引き継がれている。


ムヒョロジもいい漫画でしたね
エルフ湯つからばのあらすじ
冒険には心強い仲間や強い武器も必要だが、傷ついた時の癒やしも重要である。
浸かればあらゆる疲れや汚れを洗い流してくれるという幻の移動温泉「エルフ湯」。
たった一人で温泉を率いる番頭・ユフは、懸命に冒険者の「癒やし」のために風呂を入れてくれるという……。
異世界を舞台に繰り広げられる、まったく新しい冒険物語、開幕!
エルフ湯つからば1巻より引用
エルフ湯つからばのストーリーと魅力
作者・西義弘さんの漫画
エルフ湯つからばの作者・西義弘さんはムヒョとロージーの魔法律相談所やライカンスロープ冒険保険という漫画を描いていました。
幻のエルフ湯と呼ばれる移動風呂屋
冒険者たちの旅は疲労と汚れの戦い。
モンスターの返り血、数日に及ぶ強行軍とエルフ湯つからばは他のファンタジー作品では描かれない、確かにと思うような視点から物語が始まる。
三日も過ぎれば湯につかりたい、そしてできるなら“幻のエルフ湯”にと、このエルフ湯を率いている番頭ユフが本作の主人公であり、アイドル的な存在となっている。
「湯~、お湯~、お湯はいらんかね~」
とチャルメラ、もしくは石焼き芋の移動販売みたくラッパを鳴らすユフは、冒険者なら誰しもが浸かってみたい幻の移動風呂屋を営んでいる。
1分浸かれば体力全快、5分浸かれば夢の世界、そしてなによりもユフが可愛いと、その人気はファンクラブができてしまうほど絶大なのだ。
厨二心をくすぐる画風と雰囲気がとてもいい
ユフは冒険者の状態によって湯の効能を決めるのだが「疲労にはミモザとシナモン、怪我にはドクダミと霊虫の羽」と現存する植物から、オリジナルのものまで細かいデザインは厨二心をくすぐる。
このあたりはムヒョとロージーの魔法律相談所にでてくる化物の絵柄と同じで見ていて楽しくて、独特な世界観はこの作品にも受け継がれているのだ。
この作品は冒険者が気持ちよさそうに温泉に浸かっているだけではない。
温泉に仕組みがあるのか、心の奥底が具現化し、ユフには「歳歳、限界だよ」「我慢我慢我慢」「男は男、女は女」と人によって抱えているバケモノが見えていて、それをユフは退治し、癒すのだ。
そして秘密を抱えているのはユフも同じで…。
テンプレではない、他とは違う視点で描かれた異世界ファンタジーを探しているひとはぜひ読んでみてはいかがだろうか。
エルフ湯つからば最新刊2巻の発売日
エルフ湯つからばは不定期連載なので、2020年以降くらいに考えていた方がいいと思います。
エルフ湯つからばの出版社と連載誌
エルフ湯つからばは講談社が刊行している月刊モーニング・ツーで不定期連載中です。
書店で本作を探すのなら、あの人の胃には僕が足りないやとんがり帽子のアトリエという漫画の近くにあると思います。
レビュー記事>>>【とんがり帽子のアトリエ】秘密を知り絶望を味わった少女が憧れの魔法使いになる漫画

以上、エルフ湯つからばの紹介でした!