2020年注目の新作漫画

【麻衣の虫ぐらし】命と向き合う!想像を超えてきて凄く良かった農業漫画

5.0
麻衣の虫ぐらし1巻の表紙画像

虫に触れることは、個人的に幽霊が視えるのと同列で凄い才能だと思う。

自分は爬虫類を飼育している人の動画とか、釣り系の動画とかを視聴するのが結構好きなので、画面越しならばGがどれだけいようと平気なんですけど……いざ、目の前にすると昆虫って結構怖いですよね。

この記事ではそんな昆虫や農業を題材にした漫画『麻衣の虫ぐらし』の感想や魅力を紹介していこうと思うんですが、これがまた凄い作品でした!

農家にとって虫は身近な存在……慣れるということもあるのでしょうけれど、虫耐性がなければやっていけない職業を描きつつ、虫をストーリーに絡ませながら、キャラクターの掛け合いが面白いという、構成力が光る漫画なんです。

麻衣の虫ぐらし1巻の裏表紙画像
麻衣の虫ぐらし1巻の裏表紙画像
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麻衣の虫ぐらしのあらすじ

天真爛漫でいつものほほんな、職探し中の麻衣。

孤独な生い立ちを抱えつつ、祖父とふたり暮らしをしながら、農業を営む菜々子。

この土地に生息する虫の保護活動に力を注ぐ来夏。

虫と戯れ、虫に翻弄される、彼女たちの軽やかな日々。

麻衣の虫ぐらし1巻より引用

ネタバレ注意!麻衣の虫ぐらしのストーリーや魅力

作者・雨がっぱ少女群さんの漫画

麻衣の虫ぐらし作者・雨がっぱ少女群さんは他にも、ひとりかごめという漫画を描いています。

昆虫を題材に農業を描いている百合漫画

農業と虫は切っても切れない関係で、栄養を奪う虫もおれば、テントウムシのようにアブラムシを食べてくれる益虫も存在する。

本作は読み進めて数ページ目で「テントウムシの羽を接着剤で固めて飛べなくしてるんです」と、天使のような笑顔で語る少女・菜々子の言葉に度肝を抜かれるわけだが、逃げないようにする措置だと申し訳なさそうに語っている。

調べてみるとグルーガンで羽を止める技術は2ヶ月限定で、その後はまた飛べるようになり、繁殖にも影響はないんだとか。

予想を良い意味で裏切ってくれる漫画

正直、この作品を読む前は昆虫採集が趣味の少女とかそういう話だと思っていた。

しかし実際に読んでみると、病気で余命宣告を受けた祖父の代わりに畑を守ろうとする清水菜々子と、入社1年目でリストラされて就活中の桜乃麻衣という、登場人物が重い事情を抱えている物語であった。

麻衣の虫ぐらしというタイトルにあるとおり、主人公は麻衣のほうで、彼女はステージで披露するような歌声、そしてファンクラブが存在するという別の顔がある。

虫の保護活動をしている『姫を守る会』に所属していて、実家が老舗旅館で町長の娘という、もう一人の主要な登場人物である須藤来夏は、麻衣のギャップについて変態だと表現していた。

農業・昆虫だけでなく、百合という要素まであわせもっていて、麻衣を溺愛している菜々は「思い余って来夏さんの目をフォークであれしてしまうところでした」というダークな一面を見せているのだ。

麻衣の虫ぐらしを読んだ感想

キャラクターの掛け合いも面白いが「畑を荒らす悪い子に逃げ場なんてあげませんよ」という虫を嫌う菜々の表情に注目してもらいたい。

そして最後に泣ける話であるということをもう一度伝えておく。

祖父の「失敗してもいいんだ……」という言葉には胸を打たれ、読む前と後で大きく評価が変わる作品だと感じた。

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麻衣の虫ぐらしの出版社や連載誌

麻衣の虫ぐらしは竹書房が刊行している漫画誌・月刊マンガくらぶで連載していました。

本作を書店で探すのなら『となりの席の同居人』や『ツーリンガール』という漫画の近くにあると思いますよ。

くろごま
くろごま

以上、麻衣の虫ぐらしの紹介でした。

漫画以外の商品レビューは【ゴマロク】のほうでしているので、興味がある人はそちらのブログもよろしくお願いします。
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