2019年1月からアニメ化された漫画

「誰もが蝸牛に騙される」八九寺真宵編『まよいマイマイ』が凄すぎた『化物語3巻感想』

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化物語3巻画像

掟上今日子の備忘録』西尾維新の『物語シリーズ』を『エア・ギア』大暮維人がコミカライズ。週刊少年マガジンで連載中の『化物語3巻』が2018年11月16日に発売された。

私は『特装版』を購入したが、なかには通常版と合わせて購入している者もいる。特典は豪華ゲストによるイラストカード9種類、西尾維新書下ろし短短編、大暮維人のネーム公開&解説などオタクにはたまらない内容だ。イラストを飾る額縁が今一番欲しい……。

「物語シリーズの本領発揮」ひたぎクラブの完結と八九寺真宵ついに登場‼『化物語2巻感想』
『掟上今日子の備忘録』西尾維新『エアギア』大暮維人によるコミカライズ『化物語2巻』ネタバレ注意な感想・レビュー。特装版では9名の漫画家による豪華イラスト【化物画廊】と西尾維新書下ろし短短編小説【ひたぎハーミットクラブ】が付属。
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3巻のあらすじ

八九寺真宵。阿良々木暦が出会ったその小学生は、いつまでも目的地に辿り着けずにいる“蝸牛”の迷子だった。「コイツを無事に送り届けるのが、僕の役目だ」想いが風化し劣化してしまわぬうちに……。西尾維新×大暮維人で贈るこれぞ新たな怪異! 怪異! 怪異! 燦燦と、想い射しこむ〈物語〉!

八九寺真宵の過去、そして戦場ヶ原ひたぎの告白

化物語は怪異に関わり人と違う特徴を持ってしまった主人公・阿良々木暦が、怪異に苦しんでいる少女たちと出会い、解決に導く作品だ。

 

個性豊かなキャラクターによる掛け合いや言葉遊びは、多くの読者を虜にし、八九寺真宵との掛け合いから「失礼、噛みました」は3巻でも描かれている。

 

2巻ではひたぎクラブこと戦場ヶ原ひたぎの話が完結し、まよいマイマイこと八九寺真宵の話が始動した。

阿良々木と戦場ヶ原が「お礼」に関する不毛なやり取りを繰り広げているさなか現れた迷子の小学生を自宅に送り届けるという簡単なミッション。

それは、まるで迷宮に入り込んでしまったかのように終わらない。

 

3巻は表紙に登場する羽川翼との遭遇から始まる。「私が知ってるのは、私が知ってることだけ」と言い残して去っていくのだが、アニメを先に見ている私からすればワクワクが止まらない。この作品の登場人物は明るいやり取りの奥底に暗く、悲しい闇を抱えている。

 

それが怪異と関係してくるのだが、羽川翼もそのひとりで連載が続けば彼女の話も描かれるはずだ。物語シリーズの魅力はキャラクターの歪さ、人間味にある。

 

怪異には怪異の専門家を……。

現状を打破するために忍野の力を頼ることになるのだが「自分で見たこと自分で感じたことだけが真実じゃないんだぜ」と阿良々木に釘をさす場面や、戦場ヶ原の苦悩、そして告白。

凄いとしか言えない西尾維新さんの構成、大暮維人さんの画力に惹き込まれる3巻だった。

 

原作を知っている人も、知らない人も。

実写化と同じく、イメージが出来上がっているものに対する評価は厳しくなるものだ。しかし化物語は巻を重ねるごとに間違いなくクオリティが上がっている。原作の膨大な文章量から何を削り、何を残すのか。

コミカライズはアニメの書き写しではない。違った世界観をぜひ楽しんでほしいものだ。

化物語3巻特装版でイラストを描いた作家

化物語4巻の発売日

くろごま
くろごま

2019年1月17日発売予定だそうです。

楽しみに待ちましょう‼